アイロニーはなぜ伝わるのか?
発売日:2020年1月
- ページ数
- 218p
- ISBN
- 978-4-334-04454-1
- 著者情報
- 木原 善彦(キハラ ヨシヒコ)
1967年鳥取県生まれ。大阪大学大学院言語文化研究科教授。専門は現代英語圏文学。京都大学文学部卒業、同大学院文学研究科修士課程・博士後期課程修了。博士(文学)。2019年、ウィリアム・ギャディス『JR』(国書刊行会)で第五回日本翻訳大賞受賞
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商品説明
ある晴れた休日、「今日はお出かけ日和だ」と言って意気揚々とAさんが家族をつれてピクニックに出掛ける。ところが、急に天気が崩れて土砂降りになり、「ほんとに今日はお出かけ日和ね」と家族に言われてしまう。Aさんに対する非難のこもったこの発言がいわゆるアイロニー発話と呼ばれるものの典型とされる。この場合、「アイロニー」に「皮肉」という訳語を当ててもかまわないが、アイロニーは「皮肉」よりも幅広いカテゴリーの修辞的表現である。本書では、この「言いたいことの逆を言う」アイロニーがどうして相手に伝わるのかという問題を考える。現実を相対化するための、知的な「武器としてのアイロニー」の可能性も示す。
目次
第1章 言葉のアイロニー(アイロニーとは何か?
語用論的アイロニー論
アイロニーのこだま理論
ほのめかし理論
偽装理論)
第2章 アイロニーのメンタル・スペース構造(メンタル・スペース理論
アイロニーの多様性を説明する
アイロニーに隣接する修辞法
シグニファイング・モンキー)
第3章 文学作品におけるアイロニー(アイロニーはちゃぶ台をかえす
哲学におけるアイロニー
結果が期待を裏切るとき
アイロニーの意図、転倒する価値
もつれるアイロニーと小説
パロディー、パスティーシュ
虚構スペースで遊ぶということ)
商品詳細
- シリーズ名
- 光文社新書 1044
- 出版社名
- 光文社
- サイズ
- 18cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
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