知財とパブリック・ドメイン 第1巻「特許法篇」

田村善之/編著

発売日:2023年1月

  • 知財とパブリック・ドメイン 第1巻「特許法篇」
  • 知財とパブリック・ドメイン 第1巻「特許法篇」
巻の書名
特許法篇
ページ数
481p
ISBN
978-4-326-40414-8

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商品説明

知的財産権の究極の目的は、どこにあるのだろうか?従来、知的財産権の及ばない領域にあるものとして、ともすれば知的財産権に対立するものと考えられることの多かった「パブリック・ドメイン」。しかし、それは、知的財産の創作を促すために不可欠のものであり、その醸成と利用の確保こそが、知的財産権の究極の目的なのではないだろうか。本書では、そのような視点から、全3巻を通して各法を横断的に分析し、真の意味での産業や文化の発展に資する知的財産制度の構築を目指す。第1巻では、特許法を扱う。

パブリック・ドメインの醸成と確保という視点から、新たな時代に対応できる柔軟な知的財産法の構築を目指す意欲的研究書

知的財産法の世界では、近年のめざましい技術の進歩を背景として、パブリック・ドメインとの境界線上における紛争が多発している。本書では、従来あまり重視されてこなかったパブリック・ドメインを中心に据えて、創作の奨励や産業・文化の発展のため、いかにしてパブリック・ドメインを豊かにし、その利用を確保するのかという観点から、各種の知的財産法の構築を目指す。

目次

はしがき[田村善之]
第1部 総論

第1章 特許制度における創作物アプローチとパブリック・ドメイン・アプローチの相剋[田村善之]
 I 問題の所在:創作物アプローチvs.パブリック・ドメイン・アプローチ
 II 特許制度における課題
 III 権利の入口の場面における相剋
 IV 権利の出口の場面における相剋
 V 結びに代えて:権利の出口と入口のインタラクティヴな関係

第2部 特許要件

第2章 特許適格性要件の機能と意義に関する一考察[田村善之]
 I 関連規定
 II 自然法則の利用の要件の淵源
 III 事例研究
 IV 解釈論の構築
 V 新規性・進歩性要件との関係
 VI 結び

第3章 用途発明の意義──用途特許の効力と新規性の判断[前田 健]
 I はじめに
 II 用途発明の意義
 III 用途発明の特許権の効力
 IV 用途発明の新規性
 V おわりに

第4章 パブリック・ドメイン保護要件としての新規性/進歩性の再構成──内在的同一について特許を認めたロシュv.アムジェン事件を端緒として[吉田広志]
 I 特許要件は何のために存在するか?
 II 内在的同一におけるPDと特許権の調整
 III 従来の裁判例
 IV 検討
 V 終わりに代えて

第5章 AIと進歩性──若干の問題提起[中山一郎]
 I はじめに
 II 従来の議論
 III 問題の所在
 IV 米国の先行研究
 V 若干の検討
 VI おわりに

第3部 侵害の成否

第6章 「広すぎる」特許の規律とその法的構成──クレーム解釈・記載要件の役割分担と特殊法理の必要性[前田 健]
 I はじめに
 II 「広すぎる」特許はどのように処理されてきたか
 III 「広すぎる」特許はどのように処理すべきか
 IV 保護の限界としての「明細書に開示された技術的思想」
 V おわりに

第7章 クレイム制度の補完としての均等論と第5要件の検討──第4要件との関係から考えるコンプリート・バーとフレキシブル・バーの相克[吉田広志]

商品詳細

出版社名
勁草書房
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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