構造と自然 哲学と人類学の交錯

  • 構造と自然 哲学と人類学の交錯
  • 構造と自然 哲学と人類学の交錯
ページ数
240,2p
ISBN
978-4-326-10314-0
著者情報
檜垣 立哉(ヒガキ タツヤ)
1964年生。大阪大学教授。博士(文学)。専門は大陸哲学やフランス現代哲学、日本哲学(主に京都学派)

山崎 吾郎(ヤマザキ ゴロウ)
1978年生。大阪大学教授。博士(人間科学)。専門は文化人類学

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商品説明

構造主義、存在論的転回、アクターネットワークセオリー、マルチスピーシーズ、パースペクティヴ主義、思弁的実在論etc―互いに利用し刺激を与えあう二つの研究分野。そのどちらもが「自然」へと向かい、「構造」を捉えなおす。本書は、レヴィ=ストロースの神話論理の再解釈を起点としながら、それぞれの思考様式の違いや対立だけでなく、歴史的な影響関係や主題の反復を浮き彫りにする。

構造主義からアクターネットワークセオリーまで、哲学と人類学という二つの知的実践は交錯してきた。その現代的な意義を考える。

ドゥルーズ=ガタリ、メルロ=ポンティ、サルトル、モース、デュルケム、ヴィヴェイロス・デ・カストロ、デスコラ、ストラザーン――いずれも「自然」をめぐり、レヴィ=ストロースの神話論理の再解釈や「構造」の捉えなおしとして進行してきた哲学と人類学について、思考様式の違いや歴史的な影響関係、主題の反復を浮き彫りにする。

目次

はじめに

第1章 自分自身の哲学者になること――文化人類学と哲学が交錯する場所で[山崎吾郎]
 1 ともに生み出される人類学
 2 自然と文化のねじれた関係
 3 形の論理――神話、制度、技術
 4 形の変化、具体の科学
 5 自分自身の哲学者になること

第2章 他者の認識と理解――「ネイティヴ」・文化・自然をめぐって[磯直樹]
 1 はじめに
 2 ネイティヴの視点から
 3 ヴェーバーの理解社会学
 4 多文化・単一自然主義を超えて――デスコラの「自然の人類学」
 5 ブルデューとサヤドの反省性
 6 おわりに

第3章 メラネシアからの思考――ストラザーン『贈与のジェンダー』における「行為」と「産む身体」をめぐって[里見龍樹]
 1 メラネシアからの思考
 2 ストラザーンの「関係論的人格」論
 3 『贈与のジェンダー』における「人格」と「行為」
 4 メラネシア民族誌の系譜
 5 『間に立つ女性たち』の行為論
 6 フェミニスト人類学と「産む身体」
 7 「メラネシア的社会性」の理論
 8 パイエラの少年たち
 9 「美学的な罠」
 10 産む身体

第4章 神話の精神分析/呪術のスキゾ分析――『千のプラトー』における人類学と人類学もどきの活用について[山森裕毅]
 1 はじめに
 2 精神分析と人類学
 3 狼はただの一匹か、それとも数匹か
 4 精神分析の何が有害か――『千のプラトー』における精神分析の捉え方
 5 逃走のための概念群――群れ、多様体、生成変化、強度
 6 D-Gと人類学/人類学もどき
 7 呪術と呪術師
 8 動物になるとはどういうことか――同盟、伝染、群れ、変則者
 9 薬物と知覚――動物への生成変化のその先へ
 10 アルトーとペヨトル・ダンス
 11 結びに代えて

第5章 生成する構造主義――フィリップ・デスコラと野生の問題[小林徹]
 1 はじめに
 2 構造人類学の方法論
 3 野生の構造主義/野生の存在論
 4 構造存在論
 5 おわり ほか

商品詳細

出版社名
勁草書房
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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