大学生のためのビジュアルリテラシー入門
発売日:2022年2月
- ページ数
- 142,53p
- ISBN
- 978-4-326-05019-2
- 著者情報
- 原木 万紀子(ハラギ マキコ)
2012年東京藝術大学大学院美術研究科芸術学専攻美術解剖学研究室修士課程修了。2016年東京大学医学系研究科社会医学専攻医療コミュニケーション学教室博士課程修了。博士(医学)取得。立命館大学共通教育推進機構特別招聘准教授を経て、2020年より埼玉県立大学保健医療福祉学部准教授。修士在学時に解剖学と美術の知識を生かし、形成外科・美容外科の医師の下、メディカルイラストの制作を担当。医療や科学分野の情報伝達におけるビジュアルの効果・役割に関心を寄せ、博士課程にて研究に従事。現在は、ビジュアルを用いた医療コミュニケーションだけでなく、ビジュアルそのものが、社会全体へ与える影響を含めた包括的な研究に従事している
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商品説明
ビジュアルリテラシー(VL)は当初、芸術分野、とりわけ視覚芸術をメインとする美術にのみ求められる能力であると考えられてきた。しかし、テクノロジーが進歩し、ビジュアル情報が我々の生活に深く根ざし、コミュニケーションの一手段を担うまでになった現代では、ビジュアル情報を享受する全ての人にとって必要な能力として捉えられつつある。本書は、VLという枠組みを確立しようとする流れから、現代そして将来的にVLがどのように我々の生活に根ざした存在となりうるか、その必要性と各分野との関連について述べる。
情報の伝達のためにはどのような視覚情報を提示すればよいか。また受け取る側はそこから何を読み取るべきか。現代社会に必須の能力。
インターネットとスマートフォンの普及は、誰でも画像等を編集・入手できるという利便性と、誤った用い方をすれば一瞬にして混沌を生み出す危険性を含んでいる。本書は、米国の大学・研究図書館協会が提唱するビジュアルリテラシーの定義に沿って、なぜそれらの能力が必要とされるか、能力取得のために望まれる訓練について論じる。
目次
序 章
第1章 ビジュアルリテラシーの背景
リテラシー――言葉の起源とその変遷
古代エジプト文明とリテラシー
リテラシーとSociety
リテラシーとアイデンティティ、VLの可能性について
第2章 ビジュアルリテラシーとは?
言葉の定義
VLの変遷
90年代以降の流れ 教育としてのVL/人間の能力としてのVL
ACRLのVLの定義
ACRLのVLと今後の展望
第3章 教育戦略としてのVL――認知心理学の視点から
二重符号化理論(Dual-coding theory)
認知負荷理論(Cognitive load theory: CLT)
第4章 図書館情報学とビジュアルリテラシー
図書館情報学とは
公共の財産としての情報
ILとVL
コラム 米国の図書館司書と日本の図書館司書の違い
VL教育に向けて――ILとの比較と今後の展望
第5章 様々な領域におけるVL
芸術分野とVL
STEM分野とVL
社会科学分野におけるVL
第6章 VLとCreativity
創造性研究(1)創造性はDomain general か Domain specificか
創造性研究(2)創造性のさらなる分類
おわりに
参考文献
ACRL VLにおける基礎能力・パフォーマンス指標・学習成果 一覧
注
索 引
商品詳細
- 出版社名
- 勁草書房
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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