まっくら、奇妙にしずか
発売日:2008年7月
- ISBN
- 978-4-309-27029-6
- 著者情報
- トゥルコウスキィ,アイナール(トゥルコウスキィ,アイナール)(Turkowski,Einar)
1972年、ドイツのキール生まれ。高校卒業後、舞台美術を勉強。その後ハンブルク応用科学大学に入学、イラストレーションの講座を受講した。『まっくら、奇妙にしずか』は、卒業制作として作られ、「レーゼペーター賞」「トロイスドルフ絵本賞2席」などドイツ国内の絵本賞を受賞し、さらには2007年、スロヴァキアの首都で2年に一度開催される世界最大規模の展覧会「ブラティスラヴァ国際絵本原画展」でグランプリを獲得した。ドイツ人としてのグランプリ受賞は、史上二人目という快挙
鈴木 仁子(スズキ ヒトコ)
1956年生まれ。名古屋大学文学部卒業。現在、椙山女学園大学国際コミュニケーション学部准教授。2003年、優れたドイツ語翻訳者に贈られるドイツ連邦共和国レッシング翻訳賞を『アウステルリッツ』(W・G・ゼーバルト著、白水社)で受賞。ほかに訳書多数
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商品説明
いつの話なのか、どこの話なのか、いつかどこかで起こりそうな、雲をつかむような話。不思議な男は、きょうもどこかで漁りをつづけている―ブラティスラヴァ世界絵本原画展グランプリ、レーゼペーター賞、トロイスドルフ絵本賞2席など、数々の賞を受賞。
【対象】一般
<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
シャープペンシル1本で、長時間かけて描かれた大学の卒業制作だということでまず驚きました。学んだのがデザイン=メディア=情報学部ということにも、大学が応用科学大学ということにも、この作品に対する興味を深めてくれました。作品はとてもシュールでありながら、何か警告を読者にぶつけているように思いました。どこからかやって来たよそ者が、空の雲から魚を降らせて干物にしているというのです。緻密に描かれた仰々しい絵と、その硬質なリアリティが、どんどん刺さってきます。住民は、男の奇抜さにあくまで拒絶を貫きます。そして男を追い出して、男の技を手に入れようというのです。住民が行動する前に男は立ち去っていました。そして恵みの基だと思っていた雲に家や人々は吸い込まれていきます。理由のわからぬ恐怖が湧いてきました。男は別の地で、また営みを始めました。そうしたら雲から魚の他に珍しい物が降ってきたというところで物語は終わります。降ってきたものは嫌でも予測できました。何というお話でしょう。しかも妙に啓示を感じさせる作品です。静かな暗闇でした。(ヒラP21さん 70代以上・千葉県 )
商品詳細
- 出版社名
- 河出書房新社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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