エチオピア高原の吟遊詩人 うたに生きる者たち
発売日:2020年11月
- ページ数
- 247p
- ISBN
- 978-4-276-13571-0
- 著者情報
- 川瀬 慈(カワセ イツシ)
1977年、岐阜県生まれ。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。国立民族学博物館/総合研究大学院大学准教授。専門は映像人類学。人類学、シネマ、アート、文学の交点から創造的な叙述と語りの地平を探求する。主な著作に『ストリートの精霊たち』(世界思想社、2018年、第6回鉄犬ヘテロトピア文学賞受賞)など。代表的な映像作品に『Room 11,Ethiopia Hotel』(イタリア・サルデーニャ国際民族誌映画祭にて「最も革新的な映画賞」受賞)
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商品説明
王侯貴族のお抱え楽師、戦場で兵士を鼓舞する係、為政者を揶揄する道化、権力に抗うレジスタンス、祝祭を盛り上げるコメディアン、庶民の代弁者、生のはかなさを説く語り部、門付(かどづけ)芸能者…歴史的に担ってきた多様な役割と、現代を生きる職能者のアーティストへの転身、世界的な活躍までを追う。
本書は、弦楽器マシンコを弾き語るアズマリ、門付(かどづけ)を行うラリベラと呼ばれるエチオピアの吟遊詩人たちが、歴史的に担ってきたさまざまな役割について振り返ると同時に、人々との豊かなやりとりに基づいて展開させる地域社会での芸能の様子を描く。さらに本書は、両集団のコミカルで深遠な歌詞の魅力、秘密の言語によるコミュニケーション、アーティストへ転身し各国で活躍する姿、新型コロナウイルス感染症拡大のなかでの活動についても紹介する。吟遊詩人の活動や生きざまに迫りつつ、音楽、芸能について、アフリカの地平から相対化してとらえ、考えることを促す。
帯には今福龍太氏(文化人類学者)からのオマージュを掲載。
「アズマリよ。ゴンダールの埃立つ街路の音楽師たちよ。卑にして聖なる道化たちよ。蔑称を引き受け、通念を内なる知恵によって破壊し、諷刺によってちっぽけな世界と壮大な神話とをつなぐ吟遊詩人たちよ。私もまた、マシンコの弦の震えの力強い感触を手がかりに、著者とともに、社会に蔓延する不条理の道を飄々と“流し”ながら突っ切り、朗らかに歌い歩こう!」
商品詳細
- 出版社名
- 音楽之友社
- サイズ
- 20cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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