随想

蓮實重彦/著

発売日:2010年8月

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ISBN
978-4-10-304352-2
著者情報
蓮實 重彦(ハスミ シゲヒコ)
1936(昭和11)年東京生れ。東京大学文学部仏文学科卒業。教養学部教授を経て93年から95年まで教養学部長。95年から97年まで副学長を歴任。97年から2001年まで第26代総長。主な著書に、『反=日本語論』(1977、読売文学賞受賞)『凡庸な芸術家の肖像 マクシム・デュ・カン論』(1989、芸術選奨文部大臣賞受賞)『監督 小津安二郎』(1983、仏訳、映画書翻訳最高賞)など多数。1999年、芸術文化コマンドゥール勲章受章

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商品説明

いまなおノーベル文学賞の前評判や、オリンピックの招致に振り回される人々がいる。オバマは血なまぐさい演説を繰り広げ、サルコジは古典文学不要論を公言して憚らない。日本のお家芸のように言われた島国根性は世界に蔓延し、はしたなさを露呈しあう。しかしこのような時代にも心を湧き立たせてくれる、つつしみ深い人物や映画、小説の世界は確実に存在する。新たな思索と快楽を軽やかに綴る好著。

目次

文学の国籍をめぐるはしたない議論のあれこれについて
第一回直木賞はことによると無自覚ながら「ポストモダン」を顕揚していたのかもしれない
日本の映画作家を海外に向けて顕揚するときの忸怩たる思いについて
オバマ大統領の就任演説に漂っている血なまぐささにはとても無感覚ではいられまい
大晦日の夜に、いきなり「国民服」とつぶやいたりする世代がまだ生きている日本について
「栄光の絶頂」という修辞が誇張ではない批評家が存在していた時代について
退屈な国際会議を終えてから、ジャズをめぐって成立した奇妙な友情について
散文生成の「昨日性」に向かいあうことなく、小説など論じられるはずもない
アメリカ合衆国と日本との距離は拡がるばかり、なのだろうか
つつしみをわきまえたあつかましさ、あるいは言葉はいかにして言葉によって表象されるか〔ほか〕

商品詳細

出版社名
新潮社
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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