あの胸が岬のように遠かった 河野裕子との青春

永田和宏/著

発売日:2024年11月

  • あの胸が岬のように遠かった 河野裕子との青春
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ページ数
395p
ISBN
978-4-10-126382-3
著者情報
永田 和宏(ナガタ カズヒロ)
1947(昭和22)年、滋賀県生れ。歌人・細胞生物学者。京都大学理学部物理学科卒業。京都大学再生医科学研究所教授、京都産業大学教授などを歴任。現在、JT生命誌研究館館長。読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞、迢空賞、毎日芸術賞などを受賞。2009(平成21)年紫綬褒章、’19(令和元)年瑞宝中綬章受章。宮中歌会始詠進歌選者。朝日歌壇選者

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商品説明

2010年、歌人河野裕子が乳がんのため亡くなった。夫で歌人の永田和宏は妻亡き後、二人の間で交わされた手紙300通と日記を発見する。そこにはもう一人の青年と永田との間で揺れ動く葛藤が綴られていた。“ふたりの人を愛しているとそのためにこんなにつらいと”。熱く性急で相手に誠実であろうとした故に傷つけあった二人の時間。不器用な男性と一途に人を愛した女性の愛と青春の記録。

2010年、歌人河野裕子が乳がんのため亡くなった。夫で歌人の永田和宏は妻亡き後、二人の間で交わされた手紙300通と日記を発見する。そこにはもう一人の青年と永田との間で揺れ動く葛藤が綴られていた。〈ふたりの人を 愛していると そのために こんなに つらいと〉。熱く性急で相手に誠実であろうとした故に傷つけあった二人の時間。不器用な男性と一途に人を愛した女性の愛と青春の記録。

目次

湖に降る雪ふりながら消ゆ
風のうわさに母の来ること
消したき言葉は消せざる言葉
手を触るることあらざりし口惜しさの
わが十代は駆けて去りゆく
青春の証が欲しい
さびしきことは言わずわかれき
二人のひとを愛してしまへり
あの胸が岬のように遠かった
きみに逢う以前のぼくに遭いたくて
わが頬を打ちたるのちに
わが愛の栖といえば
はろばろと美し古典力学
泣くものか いまあざみさえ脱走を
おほよその君の範囲を知りしこと
「夏がおわる。夏がおわる。」と
寡黙のひとりをひそかに憎む
今しばしわれを娶らずにゐよ

商品詳細

シリーズ名
新潮文庫 な-89-2
出版社名
新潮社
サイズ
16cm
対象年齢
一般
フォーマット
文庫

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