日本の近代猪瀬直樹著作集 12「黒船の世紀 ガイアツと日米未来戦記」
発売日:2002年11月
- 巻の書名
- 黒船の世紀 ガイアツと日米未来戦記
- ISBN
- 978-4-09-394242-3
- 著者情報
- 猪瀬 直樹(イノセ ナオキ)
1946年長野生まれ。『ミカドの肖像』で87年第18回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。『日本国の研究』で96年度文芸春秋読者賞受賞。既成の常識に捉われないユニークな視点でつぎつぎと作品を発表、『ペルソナ 三島由紀夫伝』『マガジン青春譜 川端康成と大宅壮一』『ピカレスク 太宰治伝』の作家評伝三部作が話題に、2002年6月、道路関係四公団民営化推進委員に任命された。政府税制調査会委員、日本ペンクラブ理事・言論表現委員長、日本文芸家協会理事、国際日本文化研究センター客員教授、東京大学客員教授など幅広い領域で活躍している
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商品説明
幕末、黒船の来航で近代を迎えた日本は、仕掛けられなければやられるという強迫観念の中、戦争に明け暮れることになった。そうした中で編まれた数々の未来戦記は、日米関係の裏面史であり、日本人の精神史である。日露戦争の勝利は日米開戦の序章でもあった。太平洋を挟んでの対抗意識が芽生え、両国で数々の「日米未来戦記」が発表されている。現実的な戦力分析によるシミュレーション、自国の堕落を憂いながら奮起を促す精神論からSF的発想のドラマティックなものまで、日本人の精神に多大な影響を与えている。中でもヨーロッパまで出向き、第一次世界大戦の戦禍を目の当たりにした水野広徳の『次の一戦』は、きわめて的確な内容で、開戦の無謀さを警告するものであったが、開戦=勝利への期待から、重視されなかった。軍部の独走だけがクローズアップされるが、国民の間にこそ、戦争を望む気運があったのではとの示唆は、日本人の精神史を辿る上でも興味深い。
日本人は外圧(ガイアツ)の中で何を考えてきたか
日露戦争の勝利は日米開戦の序章でもあった。太平洋を挟んでの対抗意識が芽生え、両国で数々の「日米未来戦記」が発表されている。現実的な戦力分析によるシミュレーション、自国の堕落を憂いながら奮起を促す精神論からSF的発想のドラマティックなものまで、日本人の精神に多大な影響を与えている。中でもヨーロッパまで出向き、第一次世界大戦の戦禍を目の当たりにした水野広徳の『次の一戦』は、きわめて的確な内容で、開戦の無謀さを警告するものであったが、開戦=勝利への期待から、重視されなかった。軍部の独走だけがクローズアップされるが、国民の間にこそ、戦争を望む気運があったのではとの示唆は、日本人の精神史を辿る上でも興味深い。
目次
第1部 太平洋へ向かうベクトル(外圧と薄幸の異端児
『次の一戦』の結末
“リー将軍”の冒険 ほか)
第2部 日米未来戦記の流行(欧州の荒野に立ちて
戦争は最大の冒険なり
あるスパイの回想 ほか)
第3部 物語と現実の交錯(東京大空襲を予知して
戦争を知らない作家の登場
ニューヨークで聞いた“怪談” ほか)
商品詳細
- 出版社名
- 小学館
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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