母の教え 10年後の『悩む力』
発売日:2018年10月
- ISBN
- 978-4-08-721053-8
- 著者情報
- 姜 尚中(カン サンジュン)
1950年生まれ。政治学者。東京大学名誉教授。著書は一〇〇万部超のベストセラー『悩む力』とその続編『続・悩む力』のほか多数。小説作品もある
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商品説明
これまでの生活をリセットして東京近郊の高原へと移住した著者は、それをきっかけに、今までとは違った眼差しで世界や同時代を眺めるようになった。慣れない土いじりや野菜づくりに精を出していると、悲喜こもごもの思い出が、やさしい風や、やわらかな雨のように心を撫でていく。今は亡き、母、父、息子、叔父、先生、友だち。今なら言える。すべての愛すべき人たちの思い出こそが私の故郷であり、私の先生だったのだと―。「田舎暮らしエッセイ」という器に載せて、これまでになく素直な気持ちで来し方行く末を存分に綴った、姜尚中流の“林住記”。
還暦を過ぎ、古希も近い歳になってから、私は、自分の心身の土台を母が形づくってくれたことを、深く体感するようになった。
時にそれは、母が、私に憑依しているとしか思えないほどの生々しい感覚をともなっている。
私は今、母が身をもって示してくれた教えにならい、おのれに対しても、世間に対しても、絶妙な距離を置く場所で、白秋の終わりを過ごしている。
「人はね、裸で生まれて、裸で死んでいくと。お父さんもそうだったし、私もたい」
文字が読めなかった母が遺してくれた言葉は、そして表情は、さらに言えば、彼女についてのすべての記憶は、
万巻の書物以上に――ことによると、夏目漱石やマックス・ウェーバー以上に――今の私を支えている。
やがて来る冬への備えは、母にならえばいい。
(「はじめに」より)
目次
序章 「山」に棲もう
第1章 空を見上げれば、いつでも
第2章 人は、歩く食道である
第3章 花の色
第4章 我々は猫である
終章 故郷について
商品詳細
- シリーズ名
- 集英社新書 0953
- 出版社名
- 集英社
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
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