生命を守るしくみオートファジー 老化、寿命、病気を左右する精巧なメカニズム

吉森保/著

発売日:2022年1月

  • 生命を守るしくみオートファジー 老化、寿命、病気を左右する精巧なメカニズム
  • 生命を守るしくみオートファジー 老化、寿命、病気を左右する精巧なメカニズム
ページ数
237p
ISBN
978-4-06-526808-7
著者情報
吉森 保(ヨシモリ タモツ)
大阪大学大学院生命機能研究科教授、医学系研究科教授、大阪大学栄誉教授。1958年生まれ。大阪大学理学部生物学科卒業後、同大学大学院医学研究科博士課程中退。ドイツ留学、国立基礎生物学研究所助教授、国立遺伝学研究所教授、大阪大学微生物病研究所教授などを経て現職

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商品説明

細胞の中で起きている、不思議で謎に満ちた現象を解説。ギリシャ語で「自己」を意味するautoと、「食べる」を意味するphagyから名付けられた「オートファジー」。この細胞のしくみが、生命にとって重要な役割を果たしていること、さまざまな病気と関係があることが続々と解明されつつある。オートファジーに関する数々の発見をしてきた著者が、臨場感あふれる研究の様子から、老化や病気の予防、治療への可能性まで徹底解説。

目次

第1章 細胞の中の世界
オートファジー「自己を食べる」/細胞は生命の基本単位/細胞の中の階層性とスケール/細胞の中は袋だらけ/オルガネラを結ぶ物質輸送システム/細胞内の物質輸送を担う生体膜/メンブレントラフィックの四大経路/分泌経路:細胞の中から外へ/エンドサイトーシス経路:細胞の外から中へ/生合成経路:ゴルジ体とエンドソームをつなぐ/オートファジー経路:細胞のリサイクルシステム 他
第2章 オートファジーの発見、暗黒時代、そして夜明け
オートファジーの発見/謎のまま取り残されたオートファゴソーム/酵母との出会い/液胞はゴミため場か/斬新な研究テーマ「分解」と「液胞」/1988年のエウレカ! 酵母にもオートファジーがあった/黒い粒の正体/電子顕微鏡で見た膜融合の瞬間 他
第3章 哺乳類オートファジーの大海原に
酵母のオートファジー必須遺伝子が哺乳類にもあった/オートファゴソームの膜に結合するタンパク質/オートファゴソームができる様子を初めて見た/光るクラゲのタンパク質が革命を起こした/特許の前に分野の発展を/酵母から哺乳類への進化でコアATG遺伝子はすべて残った/オートファゴソームはどこからやって来るのか/小胞体起源説VSミトコンドリア起源説/論文の急増とノーベル賞 他
第4章 三つの主要機能──栄養源の確保・代謝回転・有害物の隔離除去
栄養源の確保/代謝回転/細胞の中身を入れ替える理由/有害物の隔離除去/より広範な新しい免疫システム/偶然の結び付きがオートファジー研究の歴史的発見へ 他
第5章 選択的オートファジー
分解するものを選んで包み込む/どれを分解するか。選ぶ仕組みを探る/標的は穴が開いたエンドソーム/分解の目印はユビキチン 他
第6章 疾患に対抗するオートファジー
タンパク質蓄積による神経細胞死を防ぐ/凝集しやすいタンパク質を選択的に分解/損傷ミトコンドリアを分解してパーキンソン病を防ぐ/オートファジーに関連する遺伝子疾患が少ない理由/オートファゴソームとリソソームの融合とジュベール症候群/がんやクローン病とも関連/損傷リソソームを除去し腎障害を防ぐ/予防や治療法につなげる/役に立つか立たないか分からない研究が尊い 他
第7章 オートファジーを止めるルビコン
基礎研究と医 ほか

商品詳細

シリーズ名
ブルーバックス B-2190
出版社名
講談社
サイズ
18cm
対象年齢
一般
フォーマット
新書・選書

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