ゆきひらの話 安房直子名作絵童話
発売日:2012年2月
- ISBN
- 978-4-03-313410-9
- 著者情報
- 安房 直子(アワ ナオコ)
1943年東京に生まれる。日本女子大学国文科卒業。在学中より山室静氏に師事、「目白児童文学」「海賊」を中心に、かずかずの美しい物語を発表。『さんしょっこ』第三回日本児童文学者協会新人賞、『北風のわすれたハンカチ』第十九回サンケイ児童出版文化賞推薦、『風と木の歌』第二十二回小学館文学賞、『遠い野ばらの村』第二十回野間児童文芸賞、『山の童話風のローラースケート』第三回新美南吉児童文学賞、『花豆の煮えるまで―小夜の物語』赤い鳥文学賞特別賞、受賞作多数。1993年永眠
田中 清代(タナカ キヨ)
1972年神奈川県に生まれる。多摩美術大学絵画科卒業。1995年ボローニャ国際絵本原画展ユニセフ展受賞。翌年同展入選。以来絵本を主に、独特な手触りの美しい本を作りつづけている
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商品説明
あなたのお家の台所に、しまいっぱなしでわすれてしまったおなべはありませんか?もしあなたが、風がふいてさむい冬の日に、ひとりぼっちでお家にいたら…ちょっとだけ耳をすませてみてください。コトコト、コトコト。ほら。なにかきこえてくるかもしれません。小学校低学年から。
【対象】小学中学年
<絵本ナビ情報 絵本ナビメンバーの声>
「ゆきひらをしっていますか」と、読者に語りかけるように始まるお話は、うっとりするような「和」のファンタジー。気持ちに沁み込んでくるような安房直子さんの文章に、田中絹代さんの柔らかい絵が寄り添ってあぁ、日本語ってきれいだなぁ、日本人で良かったなぁ、と思ってしまいました。「ゆきひら」とは、小さな茶色い陶器のお鍋(雪平鍋)のこと。一人暮らしのおばあちゃんが熱で寝ていると、古い家の台所から「ぼくは、おなべのゆきひらです。ちょっと、ここのとだなを、あけてください。」と元気な声が。ゆきひらは何を作るでしょうか。「ゆきひら ゆきひら ゆきのなか」小さなお鍋の魔法のことばが印象的。出来上がった「つめたいおかし」は、見開きいっぱいに描かれていて、ため息が出るほど、きれいで、おいしそう。読み終えて、すぐ巻末のレシピで作らされ(雪平鍋ではなく、小さなお鍋で作りました)、息子達は冷めるのを待たずにたいらげました。私が好きなのは、満たされて眠ったおばあさんが見た夢の場面。挿絵の花のようにふわっと優しく、甘酸っぱくて、儚くて。懐かしい、愛する人の記憶は弱っているとき、自分自身を元気づける力をくれるのかもしれません。このあたりは、大人の方がぐっとくるかもしれませんね。コトコト煮込むゆきひらのようにじんわりじんわり沁みてくる素敵な作品。小学生位のお子さんー大人の方におすすめです。(ランタナさん 40代・埼玉県 男の子8歳、男の子6歳)
商品詳細
- 出版社名
- 偕成社
- 対象年齢
- 小学中学年
- フォーマット
- 単行本
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