子どもをうまく愛せない親たち 発達障害のある親の子育て支援の現場から
発売日:2024年12月
- ページ数
- 246p
- ISBN
- 978-4-02-295292-9
- 著者情報
- 橋本 和明(ハシモト カズアキ)
1959年、大阪府生まれ。国際医療福祉大学教授。専門は非行臨床や犯罪心理学、児童虐待。名古屋大学教育学部を卒業後、家庭裁判所調査官として勤務。武庫川女子大学大学院臨床教育研究科修士課程修了後、花園大学教授。児童虐待に関する事件の犯罪心理鑑定や児童相談所のスーパーバイザーを行う。現在、内閣府こども家庭庁審議会児童虐待防止対策部会委員。公認心理師試験研修センター実務基礎研修検討委員。日本子ども虐待防止学会理事。日本犯罪心理学会常任理事
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商品説明
「子どもには愛情をかけて」この一言がなぜ、虐待を加速させたのか―。発達障害のある親の場合、育児で時に大変な苦労をすることがある。子どもが高熱を出しても放置した親、激しく揺さぶる虐待を加えた親…。彼らは決して子どもを愛していなかったわけではない。愛情の与え方が適切でなかっただけなのだ。彼らに必要なのは、愛情論よりも技術である。発達障害のある親の子育ての実情とはどのようなものか、豊富な実例とともに紹介し、対策を提案。
「子どもには愛情を」。児童相談所の一言が、なぜ虐待を加速させたのか? 発達障害のある親は育児で大変な苦労をすることがある。虐待やネグレクトが起きてしまう実態と対策を、豊富な実例とともに紹介。子育ては愛情ではなく技術である。
目次
第1章発達障害がある親たちの苦悩
発達障害=虐待ではない
「愛情をかけて」と言われ、虐待がエスカレートした事例
虐待事実をあっさり認めるが、行為をやめない事例
虐待行為の背景にある「親の発達障害」に気づく
「自分勝手なひどい親」と非難する前に など
第2章発達障害のある子どもはなぜ虐待を受けやすいのか
わが子を愛おしいと思えない事態に
「いつも丸太ん棒を抱いているようだった」
「どうしてうちの子だけ」という強烈な不安感
孤立していく母親
発達障害の気づきにくさ
問題は、発達障害よりも自己肯定感の低下 など
第3章 発達障害の本質
1 知的発達症
助けを求めにくい境界知能
2 自閉スペクトラム症
自分がどう見えるかを捉えにくい
先の見通しを持ちにくい
3 注意欠如多動症
不注意・多動性・衝動性をコントロールしにくい
発達障害は「本人ではどうしようもないこと」 など
第4章「社会性の欠如」という困難
授業参観で子どもを叩いたCさん
厳格すぎる対応がもたらすもの
仕事での役割を家庭に持ち込んだケース
中学生の娘と入浴したがる父親 など
第5章「コミュニケーション力の欠如」という困難
泣き声が自分を非難しているように感じたHさん
「共感する力」がないと不適切な子育てに向かう
モノでも扱うように子どもとかかわるIさん
高熱が出ていても病院に連れて行かなかったLさん
「人の表情が読み取れない」という特性
強引に離乳食を食べさせたMさん など
第6章「柔軟性の欠如」という困難
「臨機応変さ」が子育てには必須条件
子どもがやせても母乳にこだわったNさん
完璧主義で離乳食がうまく作れなかったOさん
子どもを必ず迷子にさせてしまうPさん
わが子をGPSで監視するQさん など
ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 朝日新書 981
- 出版社名
- 朝日新聞出版
- サイズ
- 18cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
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