中国の戦争観 アヘン戦争から軍事大国化まで
発売日:2026年7月
- ページ数
- 298p
- ISBN
- 978-4-480-07754-7
- 著者情報
- 小野寺 史郎(オノデラ シロウ)
京都大学大学院人間・環境学研究科教授。1977年岩手県生まれ。東北大学文学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。京都大学人文科学研究所附属現代中国研究センター助教、埼玉大学教養学部准教授などを経て、現職。専門は中国近現代史
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商品説明
中国は軍事力を増強し続け、今やアメリカに次ぐ超軍事大国となった。しかし、その戦争観は「平和を愛する民族」と「政権は銃口から生まれる」の間で、時代ごとに二転三転する。近隣諸国や米国・ロシアとの関係など、様々な問題を抱える東アジアの大国は、軍事という手段をどのように捉えてきたのか?軍閥、党軍、徴兵制、ジェンダー、武士道、ナショナリズム―、欧米や日本の侵略への抵抗から、激しい内戦を経て、軍事大国となった現在まで、戦争観の変遷を読み解く。
「平和を熱愛する民族」がたどった知られざる闘いの歴史とは──
隣の大国は本当に強いのか?
中国は軍事力を増強し続け、今やアメリカに次ぐ超軍事大国となった。しかし、その戦争観は「平和を愛する民族」と「政権は銃口から生まれる」の間で、時代ごとに二転三転する。近隣諸国や米国・ロシアとの関係など、様々な問題を抱える東アジアの大国は、軍事という手段をどのように捉えてきたのか? 軍閥、党軍、徴兵制、ジェンダー、武士道、ナショナリズム、欧米や日本の侵略への抵抗から、激しい内戦を経て、軍事大国となった現在まで、戦争観の変遷を読み解く。
「一見して理解しがたいものとも見える中国の戦争や平和に対する考え方が、どのような歴史的な経緯の中で作り上げられてきたのか。そこに特徴があるとすればどのようなものなのか。本書の検討が、中国という巨大でわかりにくいものの論理を理解するために、いくばくかの手がかりを提供することができれば幸いである。」(本文より)
目次
はじめに──「中華民族は平和を熱愛する」?
第一章 伝統中国との連続と断絶──清末
1 伝統中国の軍隊と社会
古代から唐までの軍隊/宋から清までの軍隊/「よい鉄は釘にせず、よい男は兵にならず」/伝統的な漢人社会の特徴
2 十九世紀の危機
白蓮教徒の乱/アヘン戦争/太平天国と各地の反乱/第二次アヘン戦争
3 清の近代化の試み
督撫重権と「洋務」/「大一統」から「列国並立」へ/日清戦争/戊戌変法/義和団戦争/光緒新政
4 「尚武」の流行
「中国の武士道」/「競争は進化の母」/軍国民主義/辮髪への批判/纏足とジェンダー/紀律を重んじる「尚武」/暴力を行使する「尚武」/二つの「尚武」のジレンマ/「やむを得なければ暴力で」/近代中国の平和論の特徴
第二章 「軍閥」の時代──中華民国北京政府期
1 革命戦争と新国家の模索
辛亥革命とメディア/革命戦争の理念と現実/軍隊の膨張と治安の悪化/ふたたび秩序を重視する「尚武」へ/徴兵制導入の困難/「軍閥混戦」の時代
2 北京政府期の戦争論と平和論
『東方雑誌』の折衷論/『新青年』の全面西洋化論/『東方雑誌』と『新青年』の論争/「公理が強権に戦勝した」/武力否定の時代/五四運動と暴力/大戦後の世界主義と平和主義/「強権」への再注目/国家主義的教育/知識人と兵士の距離/曲折する戦争観と平和観第三章 政党国家体制と「党軍」―中華民国南京国民政府期
ほか
商品詳細
- シリーズ名
- ちくま新書 1924
- 出版社名
- 筑摩書房
- サイズ
- 18cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 新書・選書
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