河上肇の経済思想 唯物史観と社会的意識

上谷繁之/著

発売日:2026年5月

  • 河上肇の経済思想 唯物史観と社会的意識
  • 河上肇の経済思想 唯物史観と社会的意識
ページ数
290p
ISBN
978-4-7710-4043-4
著者情報
上谷 繁之(ウエタニ シゲユキ)
1947年 兵庫県養父郡伊佐村岩崎(現在:養父市八鹿町岩崎)に生まれる。現在 河上肇記念会世話人

¥7,480 税込

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商品説明

戦前日本における経済学研究の本懐に迫る

河上肇は、櫛田民蔵から強く批判されたのを機に1924年半ばから唯物史観の本質をつかむための新たな旅に出た。その途上で、商品の「価値」は資本主義社会の人々の労働という実在であるとともに、この社会の人々の社会的意識の形態である、と認識した。本書では『河上肇全集』未収録の1924年度経済学史および1925年度経済原論の講義ノートを復刻した。

目次

序 章 本書の目的と構成
  1  本書の目的
  2  河上肇の活動の背景
  3  本書の構成

   第I期(1904-1924年)

第1章 「唯物史観=経済的史観」と解する──前期河上の認識──
  1  経済学方法論探究の開始
  2  セリグマンの唯物史観解釈
  3  関一との論争
  4  堺利彦との論争
  5  河上の理解の特徴
  6  前期の認識の問題点

第2章 新カント派社会主義・マルクス主義との接触
  1  1919年からのあゆみ
  2  人間の外界と内界とのつながり
   (1)新カント派社会主義との出会い
   (2)グンターの認識からの刺激
   (3)社会的道徳律への注目
  3  社会法則の歴史的・一時的性質の認識
   (1)『近世経済思想史論』・『唯物史観研究』における理解
   (2)マルクスの経済理論への注目
  4  社会事象把握の観点の動揺
   (1)経済事象の超歴史的・普遍的理解とその動揺
   (2)マルクス主義理論への接近
   (3)『資本主義経済学の史的発展』の視点と櫛田民蔵による批判
  5  グンター論文から学んだこと

   第II期(1924-1927年)
第3章 商品「価値」への注目──1924年度経済学史講義──
  1  『史的発展』批判への対応
  2  1922-23年における河上の商品価値理解──「価値人類犠牲説」──
  3  1924年度学史講義の焦点
   (1)唯物史観研究の再出発
   (2)剰余生産物成立の仕組み
   (3)「社会的意識形態」としての商品価値への注目
  4  商品「価値」意識の成立
  5  手探りの研究

ほか

商品詳細

出版社名
晃洋書房
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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