国際政治における嘘と曖昧性

  • 国際政治における嘘と曖昧性
  • 国際政治における嘘と曖昧性
ページ数
292,42p
ISBN
978-4-622-09850-8
著者情報
ジャーヴィス,ロバート(ジャーヴィス,ロバート)(Jervis,Robert)
1940‐2021。アメリカの国際政治学者。コロンビア大学政治学部教授。第96代アメリカ政治学会会長。認知心理学の観点から国際関係およびインテリジェンス活動をめぐる先駆的研究を行なった

阿部 大樹(アベ ダイジュ)
1990年新潟県生まれ。新潟大学医学部卒業。精神科医。著書に『now loading』『言葉と出来事』ほか。訳書にサリヴァン『精神病理学私記』(第6回日本翻訳大賞受賞)など

¥5,720 税込

26 nanacoポイント

26 セブンマイル

セブン-イレブン受取り(送料無料)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

宅配(送料¥550税込)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。

商品説明

互いの言っていることが真実かどうか、究極的には分からないにもかかわらず、なぜコミュニケーションが成立するのか―本書は、認知心理学の観点から国際関係およびインテリジェンス活動をめぐる先駆的研究を行なってきた著者のデビュー作であり、その数年後に刊行された主著『国際政治における認知と誤認知』と一セットで読まれるべき書である。本書の特徴は「シグナル」と「インデックス」という二つの概念装置を用いて、第二次世界大戦、ベルリン危機やキューバ・ミサイル危機、当時の渦中のベトナム戦争などについて、外交を中心に政策決定者の言語・身振りなどのロジックを分析していること、しかも、ケーススタディを限定して理論構築を優先し、多角的に描いているので、論旨が明快で理解しやすい。さらに第8章「核戦略と〈偶然要素にゆだねられた威迫〉」では、本書の基本的考え方が核の時代に通用する点とそうではない点に注意を喚起していて、その「(核)抑止論」は、現在もなお注目すべきであろう。

互いの言っていることが真実かどうか、究極的には分からないにもかかわらず、なぜコミュニケーションが成立するのか――
本書は、認知心理学の観点から国際関係およびインテリジェンス活動をめぐる先駆的研究を行なってきた著者のデビュー作であり、その数年後に刊行された主著『国際政治における認知と誤認知』と一セットで読まれるべき書である。
本書の特徴は「シグナル」と「インデックス」という二つの概念装置を用いて、第二次世界大戦、ベルリン危機やキューバ・ミサイル危機、当時の渦中のベトナム戦争などについて、外交を中心に政策決定者の言語・身振りなどのロジックを分析していること、しかも、ケーススタディを限定して理論構築を優先し、多角的に描いているので、論旨が明快で理解しやすい。
さらに第8章「核戦略と〈偶然要素にゆだねられた威迫〉」では、本書の基本的考え方が核の時代で通用する点とそうではない点に注意を喚起していて、その「(核)抑止論」は、現在もなお注目すべきであろう。

目次

第一章 イントロダクション――高いコストを払わずに他国を動かすには、どうすればよいだろうか?

第二章 シグナルとインデックス――定義と実例
シグナル――定義と実例
インデックス――定義と実例
  インデックスとなりうる情報(1)――噓にしては重大すぎる行為
  インデックスとなりうる情報(2)――特定の事件を引き起こすような出来事
  インデックスとなりうる情報(3)――全体を予測させるような少数サンプル
  インデックスとなりうる情報(4)――指導者の個人的特性
  インデックスとなりうる情報(5)――国内事情
  インデックスとなりうる情報(6)――特殊な状況における、一部のステートメント
  インデックスとなりうる情報(7)――国力分布を実際に変えてしまう言動

第三章 「固い証拠」と思われているものを動かす――インデックスの人為操作
インデックスは恣意的に操作される
  準備行動をインデックスに見せかける
インデックスが人為操作できると分かったとき、何が起きるか
  人為操作の多重サイクル化は考慮しなくてよい
  インデックスをシグナルに変換する
  インデックスの人為操作が露呈したとき、何が起きるか
人為操作できないインデックス

第四章 噓つきは制約される――シグナルと評判
〈噓つき〉を制約しているのは何か?
  道徳
  国際システムの安定に対する、各国共通の利益
  予言の自己成就
  国内事情
  シグナル評判
  「噓をついた」と言われないためにはどうするか
  「噓つき」と思われることのメリット
〈噓をつく〉ことへのインセンティブは何か?
  危機に際してシグナルは特に信用されにくい
   それでもシグナルが信用された事例――1945年の日本政府とバーンズ回答
信憑性の「地盤沈下」
同盟を結ぶ

ほか

商品詳細

出版社名
みすず書房
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本
原題
原タイトル:THE LOGIC OF IMAGES IN INTERNATIONAL RELATIONS

注意事項

本の帯に関して
帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。
版・表紙について
版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。

あなたへのおすすめ