権利と道徳 二宮金次郎が校庭にいたわけ

伊勢弘志/著

発売日:2026年4月

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ページ数
261p
ISBN
978-4-87498-967-8
著者情報
伊勢 弘志(イセ ヒロシ)
現在、明治大学・大学院兼任講師、成蹊大学教養課程非常勤講師、桜美林大学LA学群非常勤講師。NHK文化センター講師。陸軍の支配政策と「満州事変」を中心に近現代史を研究している。1977年、大分県生まれ。2001年國學院大學文学部史学科卒業。2004年、桜美林大学大学院国際学研究科卒業(国際政治学修士)。2011年、明治大学大学院文学研究科課程博士(史学)取得

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商品説明

法よりも道徳を優先する日本社会。―それは陸軍の実力者・山縣有朋の政策グループによってつくられていた!「法の秩序」よりも「私刑」を好む「世間」の正体とは!?

法よりも道徳を優先する日本社会

なぜこの国では「法」よりも「道徳」が優先され、「世間」がジャッジメントするのか。
「法の秩序」よりも「私刑」を好む日本社会=「世間」の正体その源流をたどる。

「譲って損なく、奪って益なし」──生涯を「利他」に生きた二宮金次郎を、「修身」の教科書に載せたのは、陸軍の実力者・山県有朋の政策グループだった。国民を「天皇の忠良なる家臣」に作り上げるために「刻苦勉励」「勤倹貯蓄」に駆り立てたその政策とは?

目次

はじめに
第I章 権利を知らない大人たち

「他人に迷惑」は理由にならない
損をしている日本人─「国賦の人権」
権利がわからない学校教科書
 

第II章 日本が「礼儀正しい国」になったわけ
私刑を求める日本社会
「型」で付き合う日本人─ 作法が秩序になった社会
「型」社会の代償─ あきらめる訓練としての校則 
「減点主義」の社会─ 不祥事を起こすと辞任するわけ 


第III章 社会の「法化」─ 道徳は必要ではないのか

訴えた者勝ちの世の中か─「法化」する社会 
法と道徳を分けられるのか─「法益」と目的 
イジメ問題と道徳教育の罠─ 学校が奨励する正義とは何か
法が道徳を補完する─ 日本社会を守れるか


第IV章 つくられた「日本人」─ 軍国主義の基盤
日本の公教育は何から生まれたか 
儀式で教育する道徳─ 陸軍と内務省 
「通知表」は誰への通知なのか 


第V章 日本人が時間を守るようになったわけ
体感する権力─ 権威の具現化と時間支配 
結婚式はなぜおこなうか─「地方改良運動」の論理 
日本人はいつから時間を守るようになったのか
時計が好きな日本人─ 時間の具現化装置 


第VI章 二宮金次郎像が校庭に建っていたわけ

ゆがめられた二宮尊徳像─ 海を渡った「金次郎」
計画者は誰か─ 政策主体・「山縣閥」
知られざる政策主体としての建築家たち
校庭に金次郎像が立っているわけ


第VII章 戦前の日本はどのような社会であったか
─「立訓君主制」
君徳は君主をも超越す
軍国主義に変わるまで─ 無理解の具象化 


ほか

商品詳細

出版社名
高文研
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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