アナール学派と歴史学の危機 歴史家は断崖を歩く

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ページ数
354,4p
ISBN
978-4-623-10049-1
著者情報
シャルチエ,ロジェ(シャルチエ,ロジェ)(Chartier,Roger)
1945年フランスのリヨン生まれ。サン=クルー高等師範学校出身。ルイ=ル=グラン高校教諭、パリ第一大学助手を経て、1975年から社会科学高等研究院にて助教授、教授を務める。2007年からコレージュ・ド・フランス教授。米国ペンシルヴェニア大学客員教授。アナール学派第四世代を代表する文化史・社会史の歴史家。書物史、読書史、メディア史の第一人者

川口 茂雄(カワグチ シゲオ)
2006年 京都大学文学研究科博士課程研究指導認定退学。博士(文学、京都大学)。現在 上智大学文学部哲学科教授

¥4,950 税込

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商品説明

歴史学は科学なのか?フィクションなのか?アナール学派の歴史家としての自身の歩みをたどりながら、歴史学の現状について、フーコー、セルトー、リクールらを引いて考察する。

歴史家への信頼が揺らいでいる今、ある者はアーカイブへ逃げ、またある者は知識の次元を放棄する。すなわち歴史家は、科学とフィクションのはざまで、断崖を歩いているといえる。著者は、他の人間科学との絶えざる対話と、セルトー、フーコー、エリアス、ブルデューらの著作の再読を通じて、歴史家の言説を貫く真理を希求する。

目次

総  序


 第I部 史学史をたどる

イントロダクション

第1章 〈インテレクチュアル・ヒストリー〉と〈心性史〉
  『アナール』第一世代と〈インテレクチュアル・ヒストリー〉
  〈心性史〉/〈観念史〉
  切り分け(デクパージュ)を問い直す
  結論は?

第2章 表象(ルプレザンタシオン)としての世界
  疑問符で取り消された診断
  放棄という形での、三つの位置移動
  文化についての〈社会史〉から、社会についての〈文化史〉へ
  集合的表象と社会的アイデンティティ
  諸形式の意味
  権力の関係図(フィギュール)と文化的慣習実践

第3章 歴史学、物語と認識のあいだで
  動揺させられた確信
  二つの方向からの挑戦――〈言語論的転回〉と〈政治的なものの回帰〉
  表象の闘争と象徴的暴力
  フィクションと偽造

第4章 修辞学(レトリック)的文彩(フィギュール)と歴史学的表象――ヘイドン・ホワイトにたいする四つの問い
  言語決定論と主体の自由
  修辞学(レトリック)のステータス
  フィクションの知


 第II部 読解=読む行為

イントロダクション

第5章 「起源というキメラ」――フーコー、啓蒙、フランス革命
  起源というキメラ
  言説形成体と慣習実践の体制
  合理性と革命
  啓蒙とは何か?
  テーゼと対象
  言説の諸論理、社会の諸論理

第6章 戦略と戦術――セルトーと「行為の裏技」
  歴史記述的操作
  慣習実践の儀礼性(フォルマリテ)〔形式性〕

ほか

商品詳細

出版社名
ミネルヴァ書房
サイズ
22cm
フォーマット
単行本
原題
原タイトル:AU BORD DE LA FALAISE 原著第2版の翻訳

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