生をめぐる問い 別様な世界を生きることを可能とする社会
発売日:2026年3月
- ページ数
- 322p
- ISBN
- 978-4-8057-1349-5
- 著者情報
- 天田 城介(アマダ ジョウスケ)
中央大学社会科学研究所研究員。中央大学文学部教授
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商品説明
本書は、ハンセン病療養所退所者、希少未診断患者、ターナー症候群の当事者と家族、知的障害者家族、併存性障害の当事者を対象に、また、中国地方都市における老親扶養、中国中小企業経営者の事業承継、アフリカ地域の精神障害者の社会運動、そして、H.スペンサーの生存手段への請求権をめぐる思想的前提、家族計画と同和対策との接続を主題に、さまざまな空間において、いかに人びとが生存・生活をしてきたのか、それらはいかなる歴史的・時代的な文脈のもとでどのような変容を遂げてきたのかを社会学的に解明するものである。それらの成果をプロジェクト全体で共有しつつ、上記の視座のもとで全体を通約する形で編んだものが本書となる。
目次
第一部 日常の生を捉え直す
第1章 ハンセン病療養所退所者のパッシング実践 ―多様な文脈の中で生きるということ―
第2章 労働による“強い”自分の自己呈示 ―希少未診断患者Oさんのパッシングに関する分析を通じて―
第3章 誰かを経由して語られる「生きづらさ」 ―出生女児のみに発現する疾患を生きる当事者とその家族の人生―
第4章 母親の経験から探る知的障害者の「自立生活」 ―支援者とのやりとりの間に抱える解釈の相違―
第5章 併存性障害を有する人のアジール ―IARSAでのフィールドワークを通じた考察―
第二部 世界の生を展望する
第6章 中国地方都市における老親扶養をめぐる夫婦間の非対称性 ―実親と義親をダブルで扶養する中年夫婦の「語り」の分析―
第7章 中国中小企業経営者の事業承継 ―社会ネットワークと信頼関係の継続と変革に着目して―
第8章 西洋的精神医療のグローバル化とアフリカにおける当事者運動
第三部 生の歴史を理論化する
第9章 H.スペンサーの生存手段への請求権をめぐる思想的前提
―『政治の適正領域』(1843)におけるW.ペイリー批判を手がかりにして―
第10章 家族計画から同和対策へ
第11章 マジョリティを描くことの難しさ ―予めの排除の効果として産出される主体としての当事者―
商品詳細
- シリーズ名
- 中央大学社会科学研究所研究叢書 47
- 出版社名
- 中央大学出版部
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
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