南洋に向かう女性作家 帝国日本の南洋統治と女性表象
発売日:2026年5月
- ページ数
- 327,6p
- ISBN
- 978-4-326-80067-4
- 著者情報
- 張 雅(チョウ ガ)
1991年、中国・海南島生まれ。名古屋大学大学院国際言語文化研究科多元文化論専攻博士課程修了。博士(文学)。現在、大阪大学国際機構特任助教
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商品説明
彼女たちは占領地で何を見、何を語ったのか。占領者の立場や個人のアイデンティティ、オリエンタリズムなどが複雑に交差するなか、作家たちの他者との関係性、そして、その眼差しのあり方を問う。2024年度KUNILABO人文学学位論文出版助成受賞作。
帝国日本の南洋への軍政拡大の中、そこに向かった女性作家たちはどんな心持で任務を引き受け、誰と会い、どのような風景を見たのか。
1940年代、帝国日本軍政下の南洋へ派遣された女性作家のテクストを中心に、女性たちの南洋体験の特徴と位相、そして日本の南洋統治の認識を考察する。銃後の女性に向けて「女性作家特有」の眼差しで語ることを求められた女性作家たちが、どのような心持で任務を引き受け、現地で誰と出会い、どのような風景を見てきたのか。 2024年度KUNILABO人文学学位論文出版助成受賞作。
目次
第1部 「南進」する女性の表象と語り(帰郷と異郷の間で揺らぐ女性の主体性―森三千代「国違ひ」と「帰去来」を中心に
一九四〇年代における〈南進女性〉の言説の諸相―表象される〈南進女性〉と自己語りする〈南進女性〉を通して)
第2部 女性作家の南洋体験(一九四〇年代の女性作家の作品からみる仏印像―「日仏協会」という〈帝国〉間の関係性を中心に
「物見遊山」の視察行なのか―三宅艶子『比島日記』と川上喜久子『フィリピン回想』の比較を通して
森三千代の仏印小説における二つの交遊―「安南」と「日本の花」を視座に)
第3部 女性作家の南洋記憶の再構成(「文明化」の暴力を剔抉する―森三千代の「豹」における改作をめぐって
「日本人女性」を模倣する被占領地女性と「西洋人」を模倣する占領地男性―小山いと子『火の女』をめぐって
南へ追われて 南でふれ合いを求めて―林芙美子の南洋小説を中心に)
商品詳細
- シリーズ名
- KUNILABO人文学叢書 4
- 出版社名
- 勁草書房
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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