鬼系の病因論 疾病・疫病観の起源を探る
発売日:2026年3月
- ページ数
- 583p
- ISBN
- 978-4-653-04617-2
- 著者情報
- 大形 徹(オオガタ トオル)
立命館大学衣笠総合研究機構招聘研究教員・教授。専門:中国哲学
山本 優紀子(ヤマモト ユキコ)
立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所客員研究員/大阪公立大学大学院現代システム科学研究科客員研究員。専門:薬学、医学史
池内 早紀子(イケウチ サキコ)
大阪公立大学大学院現代システム科学研究科客員研究員/立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所客員研究員。専門:中国思想・医学史
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商品説明
非科学的として東洋医学の研究から退けられた「鬼」。本書では、鬼に起因する病因論に焦点を当て、「追儺(節分)」や「夏越しの祓(祇園祭)」にも残る、疾病・疫病に関わる中国・日本の文化伝統の総合的理解を試みる。東アジア漢字文化圏に根ざす病と医の思想を解き明かし、コロナ禍以降の現代につなぐ、人文科学のアプローチ。
目次
はじめに 大形 徹
第1部 二つの病因論
第1章 「鬼」系の病因論――新出土資料を中心として―― 大形 徹
コラム 清華簡に見える鬼系の病因論 六車 楓
コラム ウイルスと「疫鬼」――目に見えぬ病のかたち―― 山本優紀子
第2章 「気」系の病因論――張家山漢簡を中心として―― 大形 徹
第2部 甲骨・金文等の文字にみえる疾病
第3章 殷王武丁の疾病 佐藤信弥
第4章 殷墟甲骨文字に見える祖霊病因とその変遷 落合淳思
第5章 「𣱽」字及び「乃」「仍」字初探 名和敏光
第3部 中国の疫病と疾病
第6章 清華簡「楚居」に記される巫咸の位置づけについて 山田崇仁
第7章 中国出土簡帛医薬文献の医方禁忌探求 周 祖亮(孔 令竹訳)
第8章 北京大学所蔵秦簡牘祝由方初釈──古代早期における祝由の考察を兼ねて――張 如青(成 高雅訳)
第9章 目録と秦漢病方の編纂 田 天(成 高雅訳)
コラム 西王母と災厲――死を司る女神がなぜ不老長生の象徴となったのか――重信あゆみ
第10章 「三虫」から「三尸」へ――鬼神「三尸神」の概念の形成―― 池内早紀子
第11章 病因として機能する「蟲」と風――『諸病源候論』を手掛かりに――白山友里恵
第12章 『千金翼方』にみられる鬼の病因論 島山奈緒子
第13章 宋代道人の房中術実践と民間医療の関係試論 孫 瑾
第14章 病と虎に関する一考察 小山 瞳
コラム 蝙蝠――福と長寿をもたらす吉祥の象徴―― 仲 志乃生
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 臨川書店
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
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