春の庭 本居春庭と言葉さがしの旅

高林正夫/著

発売日:2026年3月

  • 春の庭 本居春庭と言葉さがしの旅
  • 春の庭 本居春庭と言葉さがしの旅
ページ数
259p
ISBN
978-4-87154-312-5
著者情報
〓林 正夫(タカバヤシ マサオ)
1948年 静岡県生まれ/1967年 静岡県立静岡高等学校卒業/1969年 大阪府立盲学校(現大阪府立大阪南視覚支援学校)理療科専攻科入学/1972年 同校卒業/1975年 佛教大学通信教育学部初等教育学科入学/1977年 同科修了。大阪府立茨木養護学校(現大阪府立茨木支援学校)教諭を経て、大阪市立盲学校(現大阪府立大阪北視覚支援学校)勤務/2009年 同校退職。日本民主主義文学会会員

¥2,420 税込

11 nanacoポイント

11 セブンマイル

セブン-イレブン受取り(送料無料)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

宅配(送料¥550税込)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。

商品説明

見えぬ目で動詞の活用を体系づける。れる・られる、す・する・せよ…古今の文書に語をさがす気が遠くなる作業は、しかし言葉も人も凜然と咲かせた。

緻密で実証的な探究心

 か・き・く・く・け・け……未然、連用、終止……、五段、下一段、カ行変格……。この、私たちを悩ませた動詞の活用型、活用形を体系化したのは、江戸時代末期の本居春庭です。
 本居宣長の長子に生まれ、幼いころから漢籍・古文の手ほどきを受けた春庭は、視力を失った後にも、妻や弟妹の手助けを得て古今の物語や文書を渉猟し、膨大なメモをつくり、緻密で実証的な『詞八衢(ことばのやちまた)』を完成させます。明治近代以降の文法研究にも踏襲され、現代の動詞活用研究の原型を作りました。
 見えないことの不遇を嘆かず、一心不乱に言葉さがしをつづけた春庭。本書は、春庭をそこまで駆り立てたものは何だったのか、宣長ともどもの「言葉」へのあくなき探究心をさぐっていきます。
 日本における漢字・漢文の受容、「源氏物語」原本の行方と定家の書写本、「耳なし芳一」の語りの世界とオノマトペ……考察は多岐にわたっています。
 表語、表意性に富む「漢字」とはいえ、音で読む視覚障害者には厚く高い壁です。何かと優先される〈見る文化〉に対する、重い一石も投じています。

目次

まえがき
第一章 本居春庭をたずねて
 一 出生から失明前後まで
 二 失明前後から宣長の死没まで
 三 『詞の八衢』を中心にして
 四 『詞の通路』を中心にして
 五 和歌を中心にして
 六 父宣長との関係
 七 弟妹たち・妻との関係
 八 小説に描かれた春庭像(一)
 九 小説に描かれた春庭像(二)
 十 松阪をたずねて
 第一章を終わるに当たって
   付記(一) 本居春庭に関するQ&A
   付記(二) 日本語の活用について
   付記(三) 本居春庭略年譜
第二章 本居宣長をたずねて
 一 宣長を知ったころ
 二 『古事記』の向こう側
 三 『源氏物語』の向こう側
 四 「和歌」の向こう側
 五 上田秋成との論争
 六 漢字・漢文と大和言葉と
 七 大和魂・大和心とその行方
 第二章を終わるに当たって 
第三章 言葉の面白さをたずねて
 一 言葉の起源
 二 『源氏物語』原本と定家の書写本
 三 弾き語り『平家物語』
 四 中島敦「文字禍」から
 五 「耳なし芳一」の世界
 六 「春の海」の世界
 七 言葉と数学的風景
 八 漢字のもつ二面性
 第三章を終わるに当たって
 あとがき
   参考文献

商品詳細

出版社名
あけび書房
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

注意事項

本の帯に関して
帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。
版・表紙について
版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。

あなたへのおすすめ