日本帝国の「東洋史」開発と天皇制ファシズム
発売日:2026年3月
- ページ数
- 225p
- ISBN
- 978-4-7503-6078-2
- 著者情報
- 李 泰鎭(イ テジン)
ソウル大学校史学科(学部および大学院)において韓国史を専攻。慶北大学校教養学部および史学科を経て、1977年にソウル大学校国史学科に赴任し、2009年まで在任した。朝鮮時代の社会史、政治史を研究し、1992年からは近代日韓関係史、特に日本の「韓国併合」強制の不法性に関する研究に従事した。震檀学会会長、歴史学会会長、学術団体連合会会長、日韓歴史家会議韓国側運営委員長、国史編纂委員長などを歴任し、2006年、大韓民国学術院会員に選出された
酒井 裕美(サカイ ヒロミ)
大阪大学人文学研究科教授。朝鮮近代史を専攻
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商品説明
日本の近代学問研究の上で、「東洋史」はなぜ、事実上の中国史なのか。朝鮮史を日本史の一部と考えることで成立した東洋史研究のいびつさを検討し、徳富蘇峰に代表される国粋主義の日本史研究がもたらした侵略主義歴史教育と皇室中心主義を俯瞰する史学史研究。
目次
日本語版によせて
プロローグ 近代日本歴史学における国家主義の起源――その手がかりを探して
1 研究の糸口と背景
2 1902年、日本史に強制編入された韓国史
3 本書の構成と関連資料確保の過程
4 現地踏査:萩、山口、盛岡
第一部 「東洋史」開発と侵略主義歴史教育――吉田松陰と那珂通世
第1章 「東洋史」という用語の由来と認識の現況
1 天皇が支配する新たな東アジア世界「東洋」
2 東京大学の「東洋史」認識現況
3 京都大学の「東洋史」認識現況
4 日本における学界の動向と認識
第2章 明治政府の対外侵略主義
1 徳川幕府と尊皇派の対決
2 明治新政府の中央集権体制
3 明治新政府の周辺地域および国家に対する侵略政策
4 自由民権運動と西南戦争
第3章 1880年代、国家主義体制確立と吉田松陰
1 内閣制の成立
2 帝国憲法の制定と「教育勅語」頒布
3 国家主義学制の整備
4 国家主義教育の基盤、吉田松陰顕彰
5 吉田松陰の「周辺国先占論」
第4章 西洋式歴史学の受容と、那珂通世の「東洋史」提案
1 欧化主義時代における日本の歴史学
1)日本知識界の西洋文物受容
2)西洋歴史学受容の様相
2 1894年 那珂通世「東洋史」提案の背景
1)養父那珂通高と吉田松陰
2)那珂通世の学問的成長過程
3)1890年「教育勅語」頒布と那珂通世の「東洋史」提案
3 「東洋史」科目提案前後の学界状況
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 明石書店
- サイズ
- 22cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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