実践と往還する教育制度 揺らぐ法制と現代的転換
発売日:2026年3月
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商品説明
揺らぐ時代の教育に、不動の学理を。
「学理と実践の往還」から描き出す、教育制度の新たな地平。
教育とは、単なる技術的支援や制度運営ではない。それは人間が世界と向き合い、他者と共に生きるための根源的な営みである。
急速な技術革新や社会構造の変容に直面する今日、私たちは「学ぶとは何か」「評価は何を価値づけるのか」という根源的な問いに改めて立ち返る必要がある。
本書は、東洋大学教職センターが推進する「学理と実践の往還」を具現化するシリーズの第1巻である。井上円了の教育哲学を現代的に継承し、教育の歴史的連続性と現代の変容を鋭く見据えた5人の研究者が集結。教育制度の多層的な真実に迫る。
* メガイベントが教育現場に沈殿させた「負のレガシー」の構造(角谷昌則)
* 「親の教育権」と公共性の狭間における倫理的判断(葛西耕介)
* 学びのセーフティネットから「主体的選択」の場へ変容する通信制高校(斎藤里美)
* 情報教育の歴史から見据え直す、生成AI時代の人間と技術(山口晶子)
* 学校と地域を繋ぐ「キャリア教育」の具体的基盤(藤田駿介)
実践のエビデンスとナラティブを往還し、教員の専門性を共同の営為として再定義する。「よい実践」を単発の成功で終わらせないために、教育研究者・学生必読の一冊。
目次
序・「学理と実践の往還」に寄せて(後藤顕一)
1.歪曲するレガシー( 角谷昌則)
1.はじめに
本稿の目的:教育に残されるレガシーとは
問題の所在:教育の従属
本稿の主要な問い:理念と構造的帰結のねじれ
分析の枠組み: 二つの期間と統治の変容
本稿の特質と構成
2.機能主義的平等の強制と構造的問題の形成(1964年〜1970年)
東京オリンピック(1964年):空間・身体を通した規律化
大阪万国博覧会(1970年):未来観の提示と国民の動員
教育へ入り込む規格化
機能主義的平等と問題の構造化
教育システムの機能障害と構造転換の要請
3.ネオリベラルな規律化と「負債」の構造化(2020年〜2025年)
東京オリンピック・パラリンピック(2020年):「多様性」と相互理解
大阪・関西万国博覧会(2025年):「いのち」の強調と未来社会の実験場
教育への要請の変容:産業への従属から「自己変革の強制」へ
「個別最適な学び」と「協働的な学び」による新たな規律化
開かれた学習環境への転換と非直線的な人材供給
希望から「不安」へ
4. 「規格化」から「自律化」への転回とその逆説
第1期の理念と現実の歪み:機会均等と垂直的格差の固定化
第2期の理念と現実の歪み:多様性の強制と水平的格差の出現
結語:レガシーの基層へ
ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 東洋大学教職センター教育学シリーズ 第1巻
- 出版社名
- 教育評論社
- サイズ
- 21cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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