実践と往還する教育制度 揺らぐ法制と現代的転換

  • 実践と往還する教育制度 揺らぐ法制と現代的転換
  • 実践と往還する教育制度 揺らぐ法制と現代的転換
ページ数
167p
ISBN
978-4-86624-132-6

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商品説明

揺らぐ時代の教育に、不動の学理を。
「学理と実践の往還」から描き出す、教育制度の新たな地平。
教育とは、単なる技術的支援や制度運営ではない。それは人間が世界と向き合い、他者と共に生きるための根源的な営みである。
急速な技術革新や社会構造の変容に直面する今日、私たちは「学ぶとは何か」「評価は何を価値づけるのか」という根源的な問いに改めて立ち返る必要がある。
本書は、東洋大学教職センターが推進する「学理と実践の往還」を具現化するシリーズの第1巻である。井上円了の教育哲学を現代的に継承し、教育の歴史的連続性と現代の変容を鋭く見据えた5人の研究者が集結。教育制度の多層的な真実に迫る。

* メガイベントが教育現場に沈殿させた「負のレガシー」の構造(角谷昌則)
* 「親の教育権」と公共性の狭間における倫理的判断(葛西耕介)
* 学びのセーフティネットから「主体的選択」の場へ変容する通信制高校(斎藤里美)
* 情報教育の歴史から見据え直す、生成AI時代の人間と技術(山口晶子)
* 学校と地域を繋ぐ「キャリア教育」の具体的基盤(藤田駿介)

実践のエビデンスとナラティブを往還し、教員の専門性を共同の営為として再定義する。「よい実践」を単発の成功で終わらせないために、教育研究者・学生必読の一冊。

目次

序・「学理と実践の往還」に寄せて(後藤顕一)
1.歪曲するレガシー( 角谷昌則)
 1.はじめに
  本稿の目的:教育に残されるレガシーとは
  問題の所在:教育の従属
  本稿の主要な問い:理念と構造的帰結のねじれ
  分析の枠組み: 二つの期間と統治の変容
  本稿の特質と構成
 2.機能主義的平等の強制と構造的問題の形成(1964年〜1970年)
  東京オリンピック(1964年):空間・身体を通した規律化
  大阪万国博覧会(1970年):未来観の提示と国民の動員
  教育へ入り込む規格化
  機能主義的平等と問題の構造化
  教育システムの機能障害と構造転換の要請
 3.ネオリベラルな規律化と「負債」の構造化(2020年〜2025年)
  東京オリンピック・パラリンピック(2020年):「多様性」と相互理解
  大阪・関西万国博覧会(2025年):「いのち」の強調と未来社会の実験場
  教育への要請の変容:産業への従属から「自己変革の強制」へ
  「個別最適な学び」と「協働的な学び」による新たな規律化
  開かれた学習環境への転換と非直線的な人材供給
  希望から「不安」へ
 4. 「規格化」から「自律化」への転回とその逆説
  第1期の理念と現実の歪み:機会均等と垂直的格差の固定化
  第2期の理念と現実の歪み:多様性の強制と水平的格差の出現
  結語:レガシーの基層へ

ほか

商品詳細

シリーズ名
東洋大学教職センター教育学シリーズ 第1巻
出版社名
教育評論社
サイズ
21cm
フォーマット
単行本

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