流鏑馬の研究 騎射の礼制史
発売日:2026年2月
- ページ数
- 621,34p
- ISBN
- 978-4-7842-2130-1
- 著者情報
- 桃崎 有一郎(モモサキ ユウイチロウ)
1978年生。慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻後期博士課程単位取得退学、博士(史学)、武蔵大学人文学部教授
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商品説明
流鏑馬―疾走する馬上から矢を放つこの技芸は、武芸であり、同時に神事でもあり、日本史において特異な位置を占めてきた。本書は、その源流たる古代の「薬猟」前史から、鎌倉幕府の最重要儀礼へと至る過程を、史料に基づいて精緻に解き明かす。中世に数多く存在した儀礼のなかで、なぜ流鏑馬こそが武家文化を象徴する儀礼へと昇りつめ、そして急速に姿を消したのか。その背景を探ることで、中世武家政権のアイデンティティと世界観が鮮やかに浮かび上がる。流鏑馬史上初の総合的考察によって、中世儀礼研究に新機軸を打ち立てる。
流鏑馬――疾走する馬上から矢を放つこの技芸は、武芸であり、同時に神事でもあり、日本史において特異な位置を占めてきた。本書は、その源流たる古代の「薬猟」前史から、鎌倉幕府の最重要儀礼へと至る過程を、史料に基づいて精緻に解き明かす。中世に数多く存在した儀礼のなかで、なぜ流鏑馬こそが武家文化を象徴する儀礼へと昇りつめ、そして急速に姿を消したのか。その背景を探ることで、中世武家政権のアイデンティティと世界観が鮮やかに浮かび上がる。
流鏑馬史上初の総合的考察によって、中世儀礼研究に新機軸を打ち立てる。
目次
緒 言─執筆意図と問題設定
第一章 古代日本の端午節騎射の成立と薬猟─五月五日に騎射する意義の東アジア的源流─
緒 言
一 端午節の諸行事と古代中国の節日攘災習俗
二 五月節における騎射の導入
三 倭国の五月五日射猟と東アジア国際環境
結 語
第二章 古代国家における端午節(五月五日節)騎射・貢馬行事の確立
緒 言
一 飛鳥期の萌芽─過渡的・単発的形態と天武・持統の軍備監察
二 奈良期の講武─対蝦夷戦争調練と端午節騎射
三 平安初期の定立─三十八年戦争と馬射(騎射)
四 平安初期の整備─唐風化と端午節諸行事の合流
五 平安初期の完成─諸国牧貢馬・競馬との結合と穏座的六日儀
結 語
第三章 五月節(端午節)騎射の廃絶と小五月の成立・変容・廃絶
諸 言
一 五月節騎射の低迷と廃絶─貴人の死と節会の矛盾
二 小五月成立の諸前提─騎射分離・手結独立・駒牽成立
三 小五月の沿革─五月五日騎射の最終準備と節会代替
結 語─小五月の神事化・御霊会と上皇の小五月
第四章 京都における流鏑馬行事の成立とその要因─摂関家騎射・競馬と永長の大田楽─
緒 言
一 摂関家騎射・競馬・流鏑馬─五月節会(小五月節代・臨時小五月節会)の代替的継承
二 衛府の五月節会系騎射と地方武者(武士)の流鏑馬
三 騎射の練武装束と流鏑馬の狩装束
四 嘉保三年の流鏑馬成立─素地は摂関家の小童部騎射、契機は永長の大田楽
結 語
第五章 「ヤブサメ」「流鏑馬」の語源と考案者─東国方言と紀伝儒─
緒 言
一 漢語「流鏑」と鏑矢の関係再考─語源と語史
二 方言「ヤブサメ」の語源─鏑(発音器)の東国方言「ヤブサ/イブサ」
三 漢字表記「流鏑馬」の考案と紀伝儒大江匡房
結 語
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 思文閣出版
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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