「トライバル化」の時代 揺らぐ民主主義、変容する世界
発売日:2026年2月
- ページ数
- 264p
- ISBN
- 978-4-911654-00-2
- 著者情報
- 松尾 秀哉(マツオ ヒデヤ)
龍谷大学法学部教授。博士(学術、東京大学)。聖学院大学、北海学園大学を経て2018年より現職。専門分野:ベルギー政治、ヨーロッパ政治、比較政治学
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商品説明
自国ファースト、移民排斥、極右ポピュリストの躍進、ウクライナ戦争、ガザ紛争、トランプ現象…分断が加速する現代政治を人びとの「トラウマ」から読み解く。
人びとの集合的なトラウマが社会における排除や分断、さらには暴動、戦争にまでつながるという「トライバル化」論を用いて、主に現代欧米諸国の政治的混乱を分析し、その概念の有用性と限界を探る。そのうえで、分断を克服し和解に向けた国際制度のあり方についても考察。心理的視点から政治現象の本質へと迫る意欲的な論文集。
目次
序章 トライバリズム・トライバル化とはなにか(松尾秀哉)
第I部 トライバル化という概念
第1章 デモクラシーの危機とトライバル化の諸相(堀江孝司)
はじめに
1 主要な「トライバル化」論とその問題意識
2 トライバル化はどのようにデモクラシーに有害か
3 トライバル化とどう向き合うか
第2章 ナショナリズム・シティズンシップ・トライバル化(森分大輔)
はじめに 55
1 トライバリズムとナショナリズム 57
2 大衆のトラウマとメディア 61
3 「友敵」の論理と自由主義批判 63
おわりに 69
第II部 トライバル化の様相
第3章 トライバル化抑制装置としてのEU? ─EU懐疑的右派・極右勢力への対応(臼井陽一郎)
はじめに
1 EU政治とトライバル化
2 欧州議会右派・極右三派のイデオロギー
3 トライバル化を抑制するEU
おわりに
第4章 戦争の記憶とブリティッシュ・アイデンティティ(橋口 豊)
はじめに
1 世界大戦の記憶の「再生産」と「帝国意識」
2 「宥和の教訓」と「他者」としてのヨーロッパ
3 ブレグジットとブリティッシュ・アイデンティティ
おわりに
第5章 イスラエルからドイツへ波及するトライバル化(本田 宏)
はじめに
1 集合的アイデンティティ、紛争支持ナラティブ、被害者信念
2 トライブ型ナショナリズムとしてのシオニズム
3 トライバル化 ―アパルトヘイト化と民族至上主義の主流化
4 イスラエル批判の抑圧を通じたドイツのトライバル化
おわりに
ほか
商品詳細
- シリーズ名
- 龍谷大学社会科学研究所叢書 第152巻
- 出版社名
- 吉南堂
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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