〈母と子〉の中世王朝物語 『とりかへばや』『我が身にたどる姫君』『木幡の時雨』
発売日:2026年2月
- ページ数
- 298p
- ISBN
- 978-4-86803-029-4
- 著者情報
- 伊達 舞(ダテ マイ)
1987年宮城県に生まれる。2020年日本女子大学文学研究科日本文学専攻修了。博士(文学)。日本学術振興会特別研究員(DC1)、日本女子大学文学部助教を経て、現在、日本女子大学、武蔵大学非常勤講師。日本女子大学学術研究員
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商品説明
家の存続と繁栄にどう関わっているのか。父系論理を前提とした〈家〉意識が物語に入り込むなかで、これまで重要視されてこなかった〈母と子〉の視座から作品を読む。成立時期の異なる3作品を対象として、新たに中世王朝物語史を見渡す。
家の存続と繁栄にどう関わっているのか。
父系論理を前提とした〈家〉意識が物語に入り込むなかで、これまで重要視されてこなかった〈母と子〉の視座から作品を読む。
成立時期の異なる3作品を対象として、新たに中世王朝物語史を見渡す。
目次
凡例
序章
はじめに
一、〈家〉の物語としての特徴と〈母と子〉
二、対象作品と構成
第I部 『とりかへばや』考― 〈家〉の萌芽と〈母と子〉―
第一章 〈家〉の繁栄と親子の離別
はじめに
一、『とりかへばや』と親子の〈愛情〉
二、第一世代の親子―〈愛情〉と親子の問題―
三、第二世代の親子―親子関係の分断と〈愛情〉―
四、世代交代による問題の解消と親子の分断―〈愛情〉から〈家〉へ―
むすび
第二章 〈不義の子〉の行方
はじめに
一、『とりかへばや』の〈不義の子〉―噂で広まる出自―
二、先行物語の〈不義の子〉―秘匿される出自―
三、血脈に優先する〈家〉
四、〈不義の子〉の変容
むすび
第三章 宇治の若君をめぐる親子の〈文〉
はじめに
一、女君の〈心強さ〉の再検討1
二、女君の〈心強さ〉の再検討2
三、母子の結びつき、疎外される父
四、宰相中将に対する同情の視線
むすび
第四章 宰相中将の人物造型と嘆きの結末
はじめに
一、宰相中将の主人公性と「をこ」性
二、「式部卿の宮ときこゆる人の御ひとつ子」であることの意味
三、式部卿宮の不登場による〈家〉の不可視化
四、〈家〉を背負わぬ宰相中将の嘆き
むすび
補説 〈愛情〉を媒介する子
第五章 子を規定する母
はじめに
一、子に支えられる北の方
二、女君と母―子に影響し、支えられる母―
三、男君と母―息子に協力する母―
四、四の君と母―女君の失踪・きょうだい交換との関わり―
五、母としての女君―女君の母との連鎖―
むすび
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 花鳥社
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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