海
発売日:2026年3月
- ページ数
- 190p
- ISBN
- 978-4-09-352532-9
- 著者情報
- 近藤 啓太郎(コンドウ ケイタロウ)
1920(大正9)年3月25日―2002(平成14)年2月1日、享年81。三重県出身。1956年『海人舟』で第35回芥川賞受賞
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商品説明
東京の家屋敷を売り払い、母親とふたりで鴨川の漁師町に流れ着いた〈私〉。売れない画家であったが、手元のお金もさみしくなり、漁師の手伝いをして小銭をもらっていた。荒波にもまれる小船の上の生活は厳しいが、烏賊、蛸、鰤、鯖、鰹といった房総の恵みと、漁師たちとの濃厚な交流が心地よく、いつしかすっかりこの町のとりこになっていた。―海人の生活が原始的であるが故に、却って私は強く惹かれるのであろう。―著者自身「最も気に入った作品」と言い切る自伝的小説の名篇。
漁師町の人たちとの交流を描く自伝的小説
――巨大なかじきであった。かじきは二度、三度と海上に躍り上った。嘴だけではなく、かじき全体が鋭い大きな刃物のように見えた。かじきは海を裂き、空を切った。かじきの怒りが、必死の抵抗が、空や海を圧していた。その迫力に、私の全身は震えた。――
東京の家屋敷を売り払い、母親とふたりで鴨川の漁師町に流れ着いた〈私〉。売れない画家であったが、手元のお金もさみしくなり、漁師の手伝いをして小銭をもらっていた。荒波にもまれる小船の上の生活は厳しいが、烏賊、蛸、鰤、鯖、鰹といった房総の恵みと、漁師たちとの濃厚な交流が心地よく、いつしかすっかりこの町のとりこになっていた。
――海人の生活が原始的であるが故に、却って私は強く惹かれるのであろう。――
著者自身「最も気に入った作品」と言い切る自伝的小説の名篇。
商品詳細
- シリーズ名
- P+D BOOKS
- 出版社名
- 小学館
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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