子どもはどのように音を聞いているか 育ちを支える「保育の音環境」
発売日:2026年3月
- ページ数
- 129,6p
- ISBN
- 978-4-7885-1913-8
- 著者情報
- 嶋田 容子(シマダ ヨウコ)
同志社大学研究開発推進機構・脳科学研究科助教、赤ちゃん学研究センター嘱託研究員、文学博士。京都大学文学研究科で発達科学を学び、乳児の泣きや独り言をテーマに研究をスタート。近年は、音声コミュニケーションをはじめ育ちの様々な側面と音環境の関わりについて、主にフィールドでの研究をおこなうかたわら、保育者研修や各園への助言をおこなう。研究者と実践者のオンライン対談「赤ちゃん学コロキウム」を企画運営、研究と実践の橋渡しに努めている。発達臨床心理士、ADOS‐2臨床使用資格を持ち、発達についての相談にも応じる。同志社女子大学嘱託講師、保育施設の室内音環境改善協議会コーディネーター、赤ちゃん学会保育環境部会代表を務める。社会福祉法人「幸結会」理事
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商品説明
子どもの声を、聞くために。「うるさい」は、仕方ないことでは、ありません。聞こえやすい環境に変えることで、子どもが落ち着き、遊びが深まり、保育の質が変わることを現場の声とともに紹介。研究だけでは変えられないこと、保育だけでは見えないことを、一つに結びます。子どもに声を、届けるために。吸音材を利用した改善例をカラー写真で多数掲載!
保育園はにぎやかなのが当たり前? 乳幼児の聴覚は大人より雑音に弱く、音が響きすぎる室内で長時間過ごすことは、言語発達や子どもの育ちに深刻な影響を及ぼしかねない。最新の研究成果から、保育の場での音環境の整え方を具体例とともに提案する。
目次
はじめに――子どもの聞いている世界を想像する
第1章 子どもはどのように音を聞いているか
1 子どもの聴覚の発達と特性
子どもの聴力はどのように発達するか
▼コラム1 「胎教」ってどうなの?
聴覚の情報処理と言語獲得の関係
聴覚情報処理の機能――そもそも「聞く」とはどういうことか
選択的聴取――雑音の中で必要な情報を選んで聞き取る力
▼コラム2 知覚的補完
▼コラム3 にぎやかだと「苦しい」
2 雑音が苦手な子どもたち
子どもの聴覚情報処理――選択的聴取は難しい
生活音の中での聞く力を調べてみる
気づかれにくい子どもたち:聴覚情報処理障害または聞き取り困難(APD/LiD)
――聴力は正常だが雑音があると聞きとりにくい
▼コラム4 子どもの聞こえ方を追体験できるか?
発達障がいとの関係は?
第2章 音環境の子どもの育ちへの影響
1 音環境による長期的な影響
言葉、認知能力、ストレス……騒音にさらされた小学生への影響
子どもにおける「ロンバード効果」
乳幼児への影響――言葉、意欲
乳幼児への影響――ストレス、コミュニケーション
通常の保育室での騒音によるさまざまなリスク
2 会話と音環境
乳幼児が会話の力を育むために
「他者を尊重すること」とのつながり
第3章 子どもの暮らす部屋と音の響き
1 保育環境と建築の現状
「静か」とはこういうことだったのですね
保育室の音圧レベル
ポイントは「残響時間」
「保育園の騒音」問題について
2 建築設計の際に音に対して配慮すべきこと
日本建築学会の「ガイドライン」
建築学・音響学・赤ちゃん学の動向
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 新曜社
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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