八幡神からみる日本古代の政治と社会 新たなる八幡信仰史の視座

飯沼賢司/著

発売日:2026年2月

  • 八幡神からみる日本古代の政治と社会 新たなる八幡信仰史の視座
  • 八幡神からみる日本古代の政治と社会 新たなる八幡信仰史の視座
ページ数
529,29p
ISBN
978-4-7842-2072-4
著者情報
飯沼 賢司(イイヌマ ケンジ)
1953年 長野県豊科町(現安曇野市)生まれ。2024年3月 退職、名誉教授となる。専門は日本古代史・中世史、家族史、宗教史、環境歴史学

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商品説明

現代においては全国に四万社以上あるといわれる八幡宮。その祭神である八幡神は、八世紀初め、日本の神祇体系に属さない神として古代律令国家の西の周縁部「宇佐」に忽然と出現し、数十年の間に仏教守護神として国家神に躍り出る。本書は、文献史料に加えて八幡宮の祭礼や伝承から当時の政治や社会状況を読み解くなかで、この謎を紐解く。八幡神はその後も時の政治状況と密接に関係し、神の姿を変身させる、時代を写す鏡のような存在であった。その政治性こそが八幡神の本質であると論じる本書は、既存の八幡神研究とは異色のものである。

現代においては全国に四万社以上あるといわれる八幡宮。その祭神である八幡神は、八世紀初め、日本の神祇体系に属さない神として古代律令国家の西の周縁部「宇佐」に忽然と出現し、数十年の間に仏教守護神として国家神に躍り出る。本書は、文献史料に加えて八幡宮の祭礼や伝承から当時の政治や社会状況を読み解くなかで、この謎を紐解く。八幡神はその後も時の政治状況と密接に関係し、神の姿を変身させる、時代を写す鏡のような存在であった。その政治性こそが八幡神の本質であると論じる本書は、既存の八幡神研究とは異色のものである。

目次

序 章
一 研究のはじまり
二 研究の視座と研究史
三 本書のねらいと構成

第I部 八幡信仰の成立と展開

第1章 奈良時代の政治と八幡神
はじめに
一 隼人鎮撫神としての八幡神の登場
二 天平年間の政治情勢と八幡神の変質
三 八幡神の入京とその背景
四 道鏡事件と八幡神
むすび

第2章 僧法蓮からみた八幡神論
―法蓮と八幡神の出会いから国家神への道を読み解く―
はじめに
一 神と仏の遭遇―八幡神と法蓮―
二 法蓮・八幡神と北辰信仰(妙見信仰)
三 『続日本紀』にみえる法蓮の実像
四 宇佐虚空蔵寺遺跡から見た法蓮像
五 法蓮と宇佐君(公)氏
六 法蓮の足どりと八幡神への遭遇―飛鳥と豊前をつなぐ―
七 小倉山鎮座と弥勒寺の成立から鎮護国家の神へ
むすび

第3章 八幡大菩薩成立の歴史的背景―聖武天皇の国家構想と関連して―
はじめに
一 聖武朝における菩薩思想
二 聖武天皇と八幡神
三 太上天皇霊と八幡大菩薩の登場
むすび

第4章 女性史からみた道鏡事件
―宇佐宮における女祢宜託宣と亀卜の対決―
はじめに
一 道鏡事件における託宣と亀卜の対決
二 道鏡事件の背景
三 宇佐宮における女祢宜の役割の変化
むすびにかえて

補論 宇佐宮女祢宜概史

第5章 八幡宮における二つの「比売神」成立の意義
はじめに
一 比売神の性格と成立とその背景
二 八幡比売神宮寺の成立と宇佐氏
三 大帯姫の登場の意味
むすび

ほか

商品詳細

出版社名
思文閣出版
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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