植民地期台湾における女子青年団 教化,地域と女性の主体

宮崎聖子/著

発売日:2026年3月

  • 植民地期台湾における女子青年団 教化,地域と女性の主体
  • 植民地期台湾における女子青年団 教化,地域と女性の主体
ページ数
273p
ISBN
978-4-7985-0395-0
著者情報
宮崎 聖子(ミヤザキ セイコ)
福岡女子大学国際文理学部教授。博士(人文科学、2004、お茶の水女子大学大学院)。専門は文化人類学、ジェンダー研究、台湾研究

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商品説明

日本植民地期の台湾では、1920年代後半から女子青年に対して処女会・女子青年団による教育・教化が行われた。女子青年団は娯楽を含む修養中心のものから、最終的には戦争動員の装置へと変貌していく。本書では女子青年団や周辺の社会教育をめぐる諸制度について、民族・ジェンダー・階層等の差異に着目して分析し、帝国がどのように人々を包摂し、排除したのかを検討した。また元団員にライフヒストリーの聞き取りを行い、植民地において彼女たちが意思を持つ主体として行動し、地域を変えていった様子を描いた。

日本植民地期の台湾では、女子青年に対して1920年代後半から処女会・女子青年団による教育・教化が行われた。女子青年団は娯楽を含む修養中心のものから、最終的には戦争動員の装置へと変貌していく。本書では女子青年団や周辺の社会教育をめぐる諸制度について民族、ジェンダー、階層等の差異に着目して分析し、帝国がどのように人々を包摂し排除したのかを検討。また女子青年団経験者にライフヒストリーの聞き取りを行い、多様な人々が遭遇する植民地において彼女たちが意思をもつ主体として行動し、地域を変えていった様子を描く。

目次

はじめに
 凡 例

序論 植民地期台湾の女子青年団をめぐる先行研究と分析視角

 1. 研究の対象と目的
 2. 先行研究の検討
  2𔂵 植民地期台湾の女性の教育・教化をめぐる研究
  2𔂶 処女会、女子青年団をめぐる研究
 3. 植民地と女性をめぐる分析視角
  3𔂵 女子青年団政策と女性の「国民化/皇民化」の問題
  3𔂶 植民地における女性の主体と研究者の立ち位置
 4. 研究方法と本書の特徴
  4𔂵 文献調査とフィールドワーク
  4𔂶 新荘街の概要
  4𔂷 本書の構成

Ⅰ章 台湾における処女会の創設と台湾青年団訓令(1920年代後半〜1930年)

 1. 台湾における地方制度について
 2. 処女会の創設前夜  台北州、海山郡の事例
  2𔂵 地方教化と女性団体の誕生
  2𔂶 台北州海山郡鶯歌庄における女性教化の始まり
  2𔂷 鶯歌庄における処女会の誕生
  2𔂸 鶯歌庄処女会の活動状況
 3. 台湾青年団訓令の発布
 4. 台北州におけるその他の女子向け社会教育

Ⅱ章 処女会創設と地方視学横尾広輔(1923〜1932年)

 1. 青年期教育者としての横尾広輔
 2. 台湾における処女会・社会教育・教化をめぐる官吏
 3. 横尾の略歴
 4. 処女会立ち上げの前夜
 5. 処女会の立ち上げ
  5𔂵 横尾の台北州視学就任
  5𔂶 女性教員への着目と講習会
  5𔂷 地方巡回指導と幹部会員に対する講習
  5𔂸 全島的な講習の開始
  5𔂹 カリスマ指導者

ほか

商品詳細

出版社名
九州大学出版会
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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