転勤の社会学 ジェンダー・家族から問う日本的雇用システム
発売日:2026年4月
- ページ数
- 319p
- ISBN
- 978-4-326-60390-9
- 著者情報
- 藤野 敦子(フジノ アツコ)
京都産業大学現代社会学部・現代社会学研究科教授、同大学理事・副学長。博士(経済学)・博士(人間科学)。1990年大阪大学経済学部卒業、神戸市役所に勤務した後、1994年大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程修了。2004年関西学院大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。2009‐2010年パリ・ナンテール大学客員研究員。2025年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了
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商品説明
突然の転勤命令、単身赴任、ワンオペ育児―転勤を問い直す。男性にジェンダー化されてきた日本の転勤制度は、希望子ども数、出生意欲、夫婦間の親密性にどう影響するのか。アンケートとインタビューで、子育て世代・若年世代の葛藤と、システムの揺らぎを描き出し、持続可能な社会に向けたこれからの働き方と両立支援の道筋を示す。
突然の転勤命令、単身赴任、ワンオペ育児─日本的雇用システムと、それを支える近代家族。転勤の再生産領域への影響を問う。
日本的雇用システムのもと、男性にジェンダー化され、性別役割分業を強化してきた組織命令型の転勤。著者自身の帯同経験を起点に、歴史・理論とアンケート・インタビューによる分析を総合し、子育て・若年世代の葛藤とシステムの揺らぎを描き出すとともに、持続可能な社会に資するこれからの働き方と両立支援のあり方を展望する。
目次
まえがき
第I部 日本の転勤をどう捉えるか
第1章 日本の転勤――実態・歴史・課題
1 はじめに
2 歴史にみる日本の転勤
3 転勤はなぜ問われなかったか――歴史を通して見えてきた課題
第2章 転勤の再生産領域への影響はどう論じられてきたか
1 はじめに――先行研究は限定的、諸外国との比較も
2 転勤が出生意欲などに及ぼす影響
3 夫の転勤や単身赴任(カップルの非同居)が妻の心理状況へ及ぼす影響
4 育児の不安や孤独が出生意欲などに及ぼす影響
5 カップルの非同居がカップルの関係性に及ぼす影響
第3章 日本の転勤は雇用者の再生産領域に何をもたらしたか――「理論」で考える
1 はじめに
2 1990年代から現代までの転勤は再生産領域に何をもたらしたか
3 本書の分析で何を検証するか
第4章 日本の転勤をどう分析するか
1 はじめに
2 データ
第II部 子育て世代の転勤を検証する
第5章 夫の転勤は再生産領域の活動に何をもたらすか――量的分析から
1 はじめに――第II部の概要
2 夫に転勤経験がある妻の特徴
3 夫の転勤経験が妻の育児孤独感と希望子ども数に及ぼす影響
4 夫の転勤、特に単身赴任が夫婦の関係性に及ぼす影響
5 本章のまとめ
第6章 子育て世代にとっての転勤とは――質的分析から
1 はじめに
2 調査の方法――イン・デプスインタビューによるライフコースの把握
3 インタビュー協力者の特徴
4 「語り」による量的分析の再検討
5 「語り」から見えてきた子育て世代の転勤
6 本章のまとめ
第7章 フランスの行き来するカップル――フランス人女性2人の語りから
1 はじめに
2 調査の方法
3 インタビュー協力者の特徴
4 フランスの行き来するカップルの姿
5 本章のまとめ
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 勁草書房
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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