楕円的物語としての更生支援論 嵐の日々を共に佇む時

中島学/著

発売日:2026年2月

  • 楕円的物語としての更生支援論 嵐の日々を共に佇む時
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ページ数
250p
ISBN
978-4-7503-6063-8
著者情報
中島 学(ナカジマ マナブ)
現職:福山大学人間文化学部教授。九州大学大学院法学府博士後期課程単位取得退学/博士(法学)。元法務省札幌矯正管区長。1988年に法務省入省。少年鑑別所、少年院、刑務所の現場で法務教官・刑務官として総務、処遇、作業、教育、観護、医務等の矯正行政に関するほとんどの業務に従事している。また、NPO法人「食べて語ろう会」顧問、日本自立準備ホーム協議会理事等として少年院出院者や刑務所出所者への食事支援や居場所作り等の活動にも参画するなど、社会における具体的な支援実践、とりわけ矯正施設から家族等への帰住が困難な方々への支援体制の構築等にも積極的に従事している。刑事政策・犯罪学・司法福祉領域において、刑務所や少年院といった矯正施設に関する歴史研究や「対話」に着目した処遇論、犯罪や非行に陥った人たちの立ち直り支援のあり方等を主な研究領域としている

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商品説明

あるドラマの中で「暗闇の中でしか見えぬものがあり、暗闇の中でしか聴こえぬ歌がある」というセリフが語られています。犯罪の渦中におかれた人は、まさに「暗闇の中」を歩いているのかもしれません。しかし、その中でしか見えぬもの、聴こえぬ歌を今回インタビューをお願いした方々は見定め、聴き取ろうとし、その日々の実践等を積み重ねながら、当事者と共にその更生の日々に同行しているともいえるでしょう。その日々は嵐の中に身を共に置く日々ともいえるものです。そのような暗闇や嵐の中にあっても一筋の光となりえる「希望」がなぜ、どこから、どのように、そして誰によって現れえるのか―本書において明らかにすることが少しはできているのではないかと考えています。

非行からの「立ち直り」はいかにして可能か。元非行少年、無心で子どもに食事を提供する人、ジャーナリスト、被害者遺族、元法務教官らとの対話から見えてくる、日本社会の偏見との関係性の希薄化。少年らが生き直しを図るために、大人ができることとは?

目次

はじめに

第I部 立ち直りの基盤を支える人たちのナラティブ

第1章 出会うこと――野田詠氏さんとの対話
 1 満たされることの意義
 2 誰と出会えているか

第2章 気づくこと――高坂朝人さんとの対話
 1 一人ではないことの自覚
 2 きっかけをつかむために

第3章 食べること――中本忠子さんとの対話
 1 昨日も今日も明日も
 2 空腹を満たすこと

第II部 立ち直りへの日々を見守る人たちのナラティブ

第4章 居ること――秋山千佳さんとの対話
 1 大切なことは何か
 2 誰と居るのか

第5章 話すこと――伸子さんとの対話
 1 他者とのつながりを求めて
 2 問い続けることと聴くこと

第6章 聴くこと――中村佑さんとの対話
 1 言葉の限界を超えて
 2 共にいること

第III部 人はなぜ生きづらさの中でも希望を語りえるか?

第7章 学んだこと・考えたこと

第8章 立ち直り・更生の構造と課題

 おわりに

 付記
 参考文献

商品詳細

出版社名
明石書店
サイズ
21cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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