「測定」と「分類」の障害児教育史 20世紀前半米国公立学校における学業問題と臨床的対応
発売日:2026年2月
- ページ数
- 278p
- ISBN
- 978-4-7503-6056-0
- 著者情報
- 吉井 涼(ヨシイ リョウ)
1986年、茨城県生まれ。福山市立大学教育学部准教授。博士(障害科学)。専門は、障害原理論、障害児教育史。筑波大学第二学群人間学類卒業、筑波大学大学院人間総合科学研究科障害科学専攻修了。日本学術振興会特別研究員(DC1)、茨城キリスト教大学文学部講師を経て現職
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商品説明
本書は、19世紀末から20世紀前半の米国公立学校における障害児教育の「測定」と「分類」を再検討し、選別や隔離に還元できない教育的意義を明かす。学業不振や非行等に対応した多様な実践と特殊教育の歴史を踏まえ現代のインクルーシブ教育に新たな視座を提示する。
目次
序章 障害児教育における測定と分類
第1節 問題の所在
1.フル・インクルージョンへと向かう世界の教育
2.障害の測定・分類・分離に対する批判
第2節 本書の目的と先行研究――歴史的アプローチ
1.本書の目的――インクルーシブ教育への歴史的アプローチ
2.アメリカにおける障害児の測定と分類に関する研究動向
第3節 研究対象と研究方法
1.対象の限定と先行研究の検討
2.研究方法と本書の構成
第1章 現代インクルーシブ教育論争における測定・分類・分離
第1節 特殊教育擁護者からのフル・インクルージョン批判
1.現代アメリカにおけるインクルーシブ教育論争
2.障害者権利条約と障害者権利委員会に対する各国の見解と対応
3.フル・インクルージョニストによる特殊教育批判とその批判
第2節 指導を第一に考えるインクルーシブ教育
1.教育の場ではなく指導を第一に考える
2.ユートピアとしてのフル・インクルージョン
第3節 障害児の教育における分離の教育的意義
1.アイデンティティの形成と社会参加の拠点としての分離環境
2.専門性のある分離環境
第4節 小括
第2章 M. P. E. グロスマンによる非定型児に対する測定・分類実践と寄宿制学校――19世紀末から20世紀初頭
第1節 公立学校における学業問題の顕在化と多義性
1.公立学校における就学者の急増と遅滞児の実態調査
2.学業問題の具体像
3.学業問題の分類困難と特殊学級の変容
第2節 グロスマンによる寄宿制学校の創設と非定型児の分類
1.グロスマン校創設の動機と経緯
2.グロスマン校の対象――非定型児への着目
第3節 寄宿制学校における測定と指導
1.子どもの複雑な性質を測定する方法
2.測定と指導の場の統合
第4節 小括
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 明石書店
- サイズ
- 22cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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