アドルノ 非同一性の哲学
発売日:2026年3月
- ページ数
- 345p
- ISBN
- 978-4-06-543224-2
- 著者情報
- 細見 和之(ホソミ カズユキ)
1962年、兵庫県生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程満期退学。詩人、京都大学大学院教授、大阪文学学校校長。専門は、ドイツ思想、特にテオドール・アドルノ
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商品説明
二〇世紀を代表するドイツのユダヤ系思想家テオドール・アドルノ(一九〇三‐六九年)。このフランクフルト学派の知的巨人は、戦争と革命の時代に近代理性の闇を見つめ、新しい主体を模索し続けた。その波瀾に満ちた生涯と不屈の思想を、主要著作『啓蒙の弁証法』『否定弁証法』『美の理論』の読解を通して概観する。泰斗による最良のガイド、決定版。
本書は、20世紀を代表するドイツのユダヤ系思想家であり、フランクフルト学派の中心人物テオドール・ヴィーゼングルント・アドルノ(1903-69)の波乱に満ちた生涯と、その不屈の思想を丁寧にたどる決定版ガイドです。
フランクフルト・アム・マインに生まれ、哲学、社会学、心理学、音楽学を貪欲に学んだ早熟の天才アドルノは、わずか21歳で哲学博士号を取得。コーネリウスのゼミで終生の友人ホルクハイマーと出会い、戦後にフランクフルト「社会研究所」の所長に就任します。ここに集った研究者たちとともに形成されたのが、後に「フランクフルト学派」と呼ばれる思想潮流です。
ナチス政権下で教授資格を剥奪されたアドルノは、イギリスを経て1938年にアメリカへ亡命します。1949年に帰国した後、ホルクハイマーと共に社会研究所を再建、亡くなるまでその活動を続けました。
近代合理性の闇を暴き、西欧文明の自己批判を徹底したアドルノ。アメリカの大衆文化批判、反ユダヤ主義への応答、そして「新しい主体」や芸術と哲学の連帯を模索する彼の思想は、現実とのすさまじい緊張関係の中から生み出されるもので、安易な解釈を許しません。
本書では、音楽への情熱、クラカウアーやベンヤミンとの友情、ホルクハイマーとの共同作業など、その思想を育んだ生涯をたどり、主要著作『啓蒙の弁証法』『否定弁証法』『美の理論』の読解を通して、危機の時代に生きた知の巨人の核心に迫ります。アドルノ研究の泰斗による、最良の概説書です。
[本書の内容]
まえがき
プロローグ 肯定的なアドルノを求めて
第一章 音楽の揺りかご
第二章 星々の友情
第三章 否定弁証法のオリジン
第四章 亡命のオデュッセウス
第五章 理性の原史をたずねて――『啓蒙の弁証法』の射程
第六章 新たな「唯物論」へ――『否定弁証法』と「客観の優位」
第七章 『美の理論』の告げるもの
エピローグ パウル・ツェランとアドルノ
主要著作ダイジェスト
キーワード解説
読書案内
あとがき
学術文庫版あとがき
アドルノ略年譜
*本書の原本は、1996年に「現代思想の冒険者たち」第15巻として小社から刊行されました。
目次
まえがき
プロローグ 肯定的なアドルノを求めて
第一章 音楽の揺りかご
第二章 星々の友情
第三章 否定弁証法のオリジン
第四章 亡命のオデュッセウス
第五章 理性の原史をたずねてーー『啓蒙の弁証法』の射程
第六章 新たな「唯物論」へーー『否定弁証法』と「客観の優位」
第七章 『美の理論』の告げるもの
エピローグ パウル・ツェランとアドルノ
主要著作ダイジェスト
キーワード解説
読書案内
あとがき
学術文庫版あとがき
アドルノ略年譜
商品詳細
- シリーズ名
- 講談社学術文庫 2913
- 出版社名
- 講談社
- サイズ
- 15cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 文庫
注意事項
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