『【ホ】【キ】内伝金烏玉兎集』の研究 その成立と中世仮名暦の展開
発売日:2025年12月
- ページ数
- 367,8p
- ISBN
- 978-4-7842-2121-9
- 著者情報
- 山下 克明(ヤマシタ カツアキ)
1952年、千葉県船橋市に生まれる。青山学院大学文学部史学科卒、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(歴史学、青山学院大学)。現在、大東文化大学東洋研究所兼任研究員
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商品説明
『〓〓内伝金烏玉兎集』は安倍晴明撰に仮託され、中世から近世にかけて広く流通した暦書であるが、従来その成立背景は不明のままであった。本書は多彩な史料と詳細なテキスト分析をもとに、天台顕密仏教圏で仏教・牛頭天王信仰と暦が結びつき、『〓〓』が成立したこと、それと共に、その狙いが各地で普及し始めた中世仮名暦を通した、仏教教化の拡大にあったことを指摘。また、これに対抗して「摺暦座」を立ち上げ、京暦(のちの大経師暦)を発行した暦道賀茂氏の動向も詳論して、中世における暦をめぐる動態を明らかにした。さらに古態本の翻刻・書き下し文、古活字版の影印も収録。『〓〓』研究の基本図書にして、決定版である。
『簠簋内伝金烏玉兎集』は安倍晴明撰に仮託され、中世から近世にかけて広く流通した暦書であるが、従来その成立背景は不明のままであった。本書は多彩な史料と詳細なテキスト分析をもとに、天台顕密仏教圏で仏教・牛頭天王信仰と暦が結びつき、『簠簋』が成立したこと、それと共に、その狙いが各地で普及し始めた中世仮名暦を通した、仏教教化の拡大にあったことを指摘。また、これに対抗して「摺暦座(すりごよみざ)」を立ち上げ、京暦(のちの大経師暦(だいきょうじれき))を発行した暦道賀茂氏の動向も詳論して、中世における暦をめぐる動態を明らかにした。
さらに古態本の翻刻・書き下し文、古活字版の影印も収録。『簠簋』研究の基本図書にして、決定版である。
目次
序文 簠簋研究をめぐる課題
(1)簠簋とは何か
(2)定まらない研究上の評価
(3)本書の四つの視角
第一章 『簠簋内伝金烏玉兎集』の成立と仏教
第一節 簠簋とはどのような書か
(1)簠簋の概要
(2)原書名は「宣明暦経」か
(3)宣明暦と暦注
第二節 牛頭天王と密教
(1)祇園社と牛頭天王
(2)牛頭天王と天刑星
(3)密教修法と陰陽道の神
第三節 暦の主宰者牛頭天王
(1)中世的陰陽道神としての牛頭天王
(2)『神像絵巻』の暦神たち
(3)簠簋と八将神
第四節 祇園社と簠簋の関わり
(1)簠簋の成立へ
(2)「赤舌講」に集う祇園社僧
第二章 『簠簋内伝金烏玉兎集』の諸本――古態本の検討
第一節 簠簋の諸本
(1)簠簋の古写本
(2)簠簋の古活字本
(3)近世の版本
第二節 古態とその整理
(1)いずれが簠簋の古態本か
(2)古態本I類とこれを整理したII類
(3)「造屋篇」「文殊曜宿経」の追加
(4)簠簋III類の位置づけ
第三節 簠簋の「暦道」観
(1)簠簋の成立と「吉備后胤」
(2)〈清明序〉の付加
(3)簠簋の「暦道」観
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 思文閣出版
- サイズ
- 22cm
- フォーマット
- 単行本
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