引き算の医療 臨床現場のスチュワードシップ入門
発売日:2026年2月
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商品説明
「スチュワードシップ」(医療資源を適正に使用することで、次世代に医療が持続可能な環境を残す組織的な営み)は抗菌薬だけの話ではありません。臨床判断全般に関わっています。
現代医療は「足し算」の医療。問題があれば、検査や薬などを足し、治療を進めます。ただ、医師の働き方改革、抗菌薬適正使用、高齢化社会、医療費抑制などが注視され、特に社会保障制度の在り方は重要と考えられています。このような時代的要請のもと、医療現場では「何を足すか」だけでなく、「何を引くか(控えるか)」という判断も求められるようになりました。
そこで、医療資源の考え方・向き合い方(=医療の引き算)について、海外での実践例や文献的考察を交えながら、医療現場におけるスチュワードシップを紹介します。医療の質を維持しながら、限られた資源(時間、人材、薬剤、検査、病床など)を適切に使うための考え方が面白いほどわかります!
目次
序文
第1章 引き算の医療としてのスチュワードシップとは
1 私とスチュワードシップの出合い
進路に悩んだ学生―研修医時代
出会いに導かれて感染症科医に
無駄な医療の撲滅に目覚めて
2 そもそもスチュワードシップとは何か
いまや環境問題だけでなく金融業界にも及ぶ概念
医療におけるスチュワードシップの始まり
抗菌薬スチュワードシップとそうでないものの境界線
スチュワードシップとChoosing Wiselyの違いは
なぜスチュワードシップが組織的な介入なのか
3 スチュワードシップの御利益
なぜ「感染制御部」が「管理部門」なのか?
感染対策には診療報酬、病院にとっては「買い」
4 スチュワードシップの実際(前編)-抗菌薬適正使用チームの奮
ASTと主治医のすれ違い
抗菌薬の使用許可制
使用許可制の問題点
代替手段としての抗菌薬の使用届出制
使用許可制・届出制の裏で増える代替抗菌薬の使用
5 スチュワードシップの実際(後編)―行動経済学を生かした工夫
細菌検査室通いのすすめ
ASTにおける臨床検査技師の役割
人間の行動変容を促す間接的な方法
薬剤感受性報告の最適化
6 不適正な医療を測定することの難しさ ― 広域抗菌薬を例に
広域抗菌薬か、狭域抗菌薬かクイズ
世界保健機関(WHO)によるAWaRe分類
AWaRe分類の問題点
AWaRe分類以外の基準
7 AIはスチュワードシップを担えるか
感染症科医の稀少性
感染症科医を人工知能(AI)で代替できるか
ChatGPTには何が足りないのか
AIを医療現場で使う上での問題点
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 金芳堂
- サイズ
- 21cm
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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