精神科看護 2026-2

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ページ数
80p
ISBN
978-4-86294-311-8

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商品説明

特集 「飲まないわけ」にとことんつきあう服薬支援
 医療現場において,薬物療法を円滑に進めるための「服薬支援」は重要なテーマです。しかし,どれほどていねいに薬の副作用や必要性を説明しても,患者との間に「空回りしている感覚(p.004)」を抱く支援者は少なくありません。その違和感の正体は,支援者が「正しく飲ませること」に執着するあまり,患者が薬に対して抱いている「意味」や「恐れ」を見落としていることにあるのではないでしょうか。
 本特集では,服薬を単なる病状管理の手段としてではなく,患者の人生やアイデンティティにかかわる切実な問題としてとらえ直します。p.004の事例で紹介されているように,「薬を飲むこと」が「病者として生きる絶望」や「閉ざされた未来」を象徴している場合,安易な励ましや知識の提供は,かえって本音を遠ざけてしまいます。「なぜ飲まないのか」という問いを,「飲まないことで何を守ろうとしているのか」という視点へ転換することが,支援の第一歩となります。
 また,臨床現場で生じる微細なズレを察知する感度の磨き方や沈黙を共有し,否定せずに聞くための対話の技術を掘り下げていきます。「服薬の完遂」を目標にするのではなく,本人が望む生活を維持するために薬をどう位置づけるか。患者の尊厳を支え,ともに「納得のいくつきあい方」を見出していくための新たな服薬支援のあり方について,当事者の言葉を交えながら提案します。

目次

特集 「飲まないわけ」にとことんつきあう服薬支援

「飲まない理由」に触れたときに
―服薬が安定しない利用者さんへの看護
入江正光(セノーテ訪問看護福岡東ステーション 所長/精神看護専門看護師)

服薬行動をヘルスビリーフモデルの枠組みでとらえると
若井奈美(株式会社F・Link 代表取締役/保健師/看護師/公認心理師)

指導でなく支援で広がる患者さんの選択肢
東 幸佑(一般財団法人河田病院 精神科認定看護師)

その人らしさを取り戻すために薬がある
―3つの対話場面から服薬をめぐるコミュニケーションを考える
佐藤京子(アレグリアコミュニケーションズ 代表/薬剤師)

薬は「生活」を支えるための補助具
―同じ人間として向き合う服薬のカタチ
野間慎太郎(オンラインフリースペース ハマッチャ共同代表/あいりき(R)ファシリテーター)

眠ることだけに幸せを感じていたあのころ
―希望を取り戻すまで
岡崎幸治(精神/発達障がい当事者会リカバリー福島 代表/リカバリーカレッジうつくしま 学長/就労継続支援A型事業所 ピアスタッフ)

薬をごみ箱に捨てた私が薬を受け入れるまで
金山達也(NPO法人日本学び協会ワンモア豊中 ピアスタッフ)

私が服薬を継続できているいくつかの理由
ねっくん!(仙台発達障害当事者会ウィズ)

薬の知識と実践のつなげ方
―否定しない対話(ダイアログ)を遂行する
田辺友也(訪問看護ステーションいしずえ 代表理事/精神科認定看護師/精神看護専門看護師/公認心理師)

ほか

商品詳細

出版社名
精神看護出版
サイズ
26cm
フォーマット
単行本

注意事項

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