「頭がいい」とは何か

勅使川原真衣/〔著〕

発売日:2026年2月

  • 「頭がいい」とは何か
  • 「頭がいい」とは何か
ページ数
217p
ISBN
978-4-396-11727-6
著者情報
勅使川原 真衣(テシガワラ マイ)
1982年、横浜生まれ。東京大学大学院教育学研究科修士課程修了。外資コンサルティングファーム勤務を経て独立。教育社会学と組織開発の視点から、能力主義や自己責任社会を再考している。2020年から乳がん闘病中

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商品説明

「頭がいい」「シゴデキ」「気が利く」「主体性がある」―こうした言葉で、勉強、仕事、生き方までもが他者からの評価に晒され、生きづらさが増す現代社会。その背景には「能力主義」がある。それは「能力」を個人の資質や努力の結果だと考え、能力があり優秀な人が、多くを得ることを正当化してきた仕組みだ。著者は外資コンサルティングファーム勤務を経て独立し、脱・能力主義を提唱する、気鋭の組織開発者。本書は「頭がいい」という言葉の曖昧さを手がかりに、競争と自己責任が生み出す生きづらさの正体を暴き、ポスト能力主義への道筋と、本当の知性を提示する。評価の呪縛から距離を取り、人や自分を見る眼が変わる一冊。

「頭がいい」とは、いったい何を指す言葉なのか。

成績がいいこと? 仕事ができること? 地頭がいいこと? 空気が読めること? 主体性があること?
私たちは学校から職場、さらには私生活に至るまで、無意識のうちに「頭がいい/悪い」という尺度で人を測り、また自分自身も測られてきました。
いまや、書店には「頭がいい人の○○術」のように、「頭がいい」をタイトルに冠する本が氾濫しています。

この曖昧で便利な言葉が広く使われるようになった背景には、〈能力主義〉の存在があります。
能力主義とは、「能力」を個人の資質や努力の結果とみなし、優れた者が多くを得ることを正当化する考え方です。しかし現実には、運や環境、偶然といった要素までもが「能力」に回収され、「評価に晒され続けること」が当たり前になった社会は、多くの人に生きづらさをもたらしています。

外資系コンサルティングファーム勤務を経て独立した著者は、「頭がいい」という言葉の曖昧さを手がかりに、能力主義が生む生きづらさの構造を解きほぐしていきます。

■「頭がいい」子に育てたい、という親の願いは正義なのか。
■「私、頭が悪いので」という前置きに込められた意味とは。
■「頭がいい」は、本当に〈良い〉ことなのか。

評価に振り回されずに生きるための、ポスト能力主義の思考を提示します。

【目次(抜粋)】
第1章 「頭がいい」本ブームの正体
第2章 曖昧すぎる「頭がいい」の定義
第3章 「頭がいい」論の罠――「能力」信奉が招いた生きづらさ
第4章 「頭がいい」の呪縛をほどく――ポスト能力主義へ
競争から共創へ、「頭がいい」を再定義する
おわりに

目次

第1章 「頭がいい」本ブームの正体(「頭がいい」ってどういうこと?
勤勉さと真面目は似て非なるもの ほか)
第2章 曖昧すぎる「頭がいい」の定義(変わり続ける「頭がいい」の定義
「コンピテンシー」はハイパフォーマーとのそっくり指数 ほか)
第3章 「頭がいい」論の罠―「能力」信奉が招いた生きづらさ(成果主義よりも年功序列を望む若手が増えた
「頭がいい」は過去への評価 ほか)
第4章 「頭がいい」の呪縛をほどく―ポスト能力主義へ(「頭が悪い」が覆い隠しているもの
性格診断はなぜ支持されるのか ほか)

商品詳細

シリーズ名
祥伝社新書 727
出版社名
祥伝社
サイズ
18cm
対象年齢
一般
フォーマット
新書・選書

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