「移民」の住む場所 日本の住宅市場における居住格差の実証分析

金希相/著

発売日:2026年1月

  • 「移民」の住む場所 日本の住宅市場における居住格差の実証分析
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ページ数
265p
ISBN
978-4-7664-3085-1
著者情報
金 希相(キム ヒサン)
大阪公立大学大学院文学研究科准教授。博士(社会学)。韓国・大邱市生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。専門は移民研究、都市社会学、住宅研究。日本学術振興会特別研究員、立教大学社会学部助教などを経て、2025年より現職。2025年第10回住総研博士論文賞、2024年第10回日本都市社会学会若手奨励賞(論文の部)などを受賞

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商品説明

移民はどんな家に住んでいる?社会統合に重要な役割を果たす居住に着目し、日本に暮らす移民の居住格差や入居差別の実態を、国勢調査などのデータや「同化理論」から読み解き、移民研究の新たな地平を切り開く。

アメリカなどの伝統的な移民受け入れ国にくらべて、〈新しい移住先〉となりつつある日本。
本書は、移民の人々の社会統合に重要な役割を果たす〈居住〉に着目する。日本に暮らす移民の居住格差や入居差別の実態を国勢調査などのデータやアメリカを中心に発展してきた「同化理論」を応用して読み解き、移民研究の新たな地平を切り開く。

目次

序章 「移民」からみた日本社会
1 なぜ今移民の住宅なのか/ 2 「移民」とは誰か/3 データから読み解く移民の居住状況/4 本書の研究対象/ 5 本書の構成

第1章 日本の移民研究は「住宅」をどう捉えてきたか――同化理論との接続を目指して
1 3 つの同化理論/ 2 制度化されたインセンティブ構造に埋め込まれた住宅選択/ 3 移民の住宅研究を問う/4 本書の研究課題

第2章 移民研究における定量分析の課題と可能性
1 移民を対象とした量的調査の難しさ/ 2 日本における移民の住宅研究の可能性――国勢調査ミクロデータ/3 本書の分析対象とデータ/ 4 国勢調査の注意点

第3章 持家率の格差は何を語るか
1 移民を取り巻く制度的環境の変化――マイホームの夢は近づいてきたのか / 2 「 持家社会」を生きる移民/3 分析対象と方法/ 4  国籍別にみた移民の持家率/5 誰が持家を取得するのか/ 6 なぜ移民の持家率は低いか/ 7 制度的枠組みによって規定される住宅市場の格差

第4章 エスニック・コミュニティが持家取得に果たす役割
1 居住地域の特性と持家取得との関係/ 2 日本社会におけるエスニック・コミュニティの位置づけ/ 3 分析対象と方法/4 国籍別にみたエスニック・コミュニティの特徴/ 5 エスニック・コミュニティは持家取得を促進するか/6 エスニック・コミュニティによる恩恵が大きい人は誰か/7 韓国・朝鮮人にとってのエスニック・コミュニティの意味

第5章 住宅の質からみる住宅市場への編入過程
1 移民の同化過程における「住宅」の重要性/2 アメリカにおける人種間の居住分化――空間的同化論と地域層別化論/ 3 日本の文脈に即した理論の再構築――住宅同化論と住宅層別化論/4 日本の住宅市場の特徴と移民の編入/ 5 分析対象と方法/6  住宅の種類別にみた居住者の特性/ 7  誰がどのような住宅を選択するのか/ 8 日本人配偶者を持つと有利? 国際結婚プレミアムの検証/ 9 個人の住宅経歴の変化から移民の編入を捉えることの意義

ほか

商品詳細

出版社名
慶應義塾大学出版会
サイズ
22cm
フォーマット
単行本

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