子どもの消えゆく国で 「無子高齢化」と地域の子育て
発売日:2026年2月
- ページ数
- 185p
- ISBN
- 978-4-00-061744-4
- 著者情報
- 前田 正子(マエダ マサコ)
甲南大学教授、こども家庭庁審議会委員。社会保障・保育政策。早稲田大学教育学部卒業。公財松下政経塾をへてノースウエスタン大学MBA取得。慶應義塾大学大学院商学博士。横浜市副市長等をへて現職
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商品説明
毎年出されるOECD報告書の二〇二四年版によると、二四年に四九歳になる日本女性の約三割が「生涯無子」である。日本社会の何が、女性から子どもを持つ希望を奪っているのか?地方では、若者が流出するため産業の担い手不足、税収が減ることで上下水道他の社会インフラ維持が困難になるなど人口減の影響が深刻化している。人口が集中する都市からは見えにくいその実態、そして、逆風の中にあって、子育てから地域を再生・創造している認定こども園の挑戦を追う。
二〇二四年ОECD報告書によれば世界で最も女性が子どもを産まない国は日本である。出生数は六八万となり、地方では若者が流出、税収減による上下水道などインフラ維持の困難、産業の担い手不足と、人口減の影響は深刻だ。その逆風の中で、子育てを中心に置いて地域を再生・創造する青森、福島、埼玉の保育園の挑戦を追う。
目次
はじめに 想定を超える少子化の中で
第1章 子どもを産まない女性が世界一多い国
1 無子女性と就職氷河期
日本の女性が世界でいちばん子どもを産んでいない
上がる日本の未婚率
九割の女性が結婚を望んでいた
子どもを望まないのではなく「望めない」
氷河期世代――若者を犠牲にした社会は未来を失う
打撃を受けたのは女性たち
変化の狭間にいた氷河期世代
女性間の格差が広がった
2 急速に変化した日本女性のライフコース
子どもを持ちたいが持てないだろう――予言の自己成就
女性のライフコースの変化――アメリカの大卒女性
短期間に急激に変化した日本社会
無子比率は一九六〇年代生まれから上がり出していた
なぜまだ子育てが苦しいままなのか――母の壁
負担は女性だけに
男性の育児休業
3 OECD報告書から見える社会不安と少子化
OECD諸国での少子化はどうなっているのか
結婚・出産の「先延ばし」と楽観視
ドイツ――政策を変えれば出生率が変わる
何が少子化を促進させるのか――OECD報告書の分析と提案
社会の将来が不安だと、若者は子どもを産まない
子どもを持たず結婚もしないと予測する日本の若者
第2章 人口が減ると起こること――進む東京一極集中と社会インフラの危機
日本は老いた国
生産年齢人口が半減する地方、吸い上げる東京
南関東ばかりに人が住む
都会は地方の実情を知らない
鉄道は維持できるか
人がいないと上下水道事業も成り立たない
予想される水道料金の値上げ
コメ不足が示したもの――減る農業従事者と農地
誰が高齢者を支えるのか
全就業者の四%を超える介護者が必要?
医療ニーズも増える
次世代が生まれなければセーフティネットも成り立たない
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 岩波書店
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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