闘病記の社会史 私をつむぎ他者とつながる物語

門林道子/著

発売日:2026年1月

  • 闘病記の社会史 私をつむぎ他者とつながる物語
  • 闘病記の社会史 私をつむぎ他者とつながる物語
ページ数
314p
ISBN
978-4-7872-3567-1
著者情報
門林 道子(カドバヤシ ミチコ)
1955年、石川県生まれ。日本女子大学大学院人間社会研究科博士課程後期(現代社会論専攻)単位取得満期退学。博士(学術)。日本女子大学人間社会学部学術研究員、湘南医療大学ほか非常勤講師、専門社会調査士。専攻は医療社会学、臨床社会学、死生学

¥3,740 税込

17 nanacoポイント

17 セブンマイル

セブン-イレブン受取り(送料無料)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

宅配(送料¥550税込)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。

商品説明

なぜ自らの病の経験を書くのか。闘病という言葉の登場から闘病記の歴史をたどり、海外の事例や家族の思いも取り上げて、人々の生き方や死生観、社会と医療の関係性、望ましい医療のあり方を浮かび上がらせる。

2人に1人ががんになり、終末期であっても告知を受ける現代では、病と主体的に関わることを求められる。では、「病とともに主体的に生きる」とはどのような経験なのか。「自らの病の経験を書く」ことにどのような意味があるのか。

本書は、1920年代に闘病という言葉を生み出した小酒井不木の著作をはじめ、小林麻央など現代の著名人、さらには現役の医師が書いた闘病記まで、100冊を超える闘病記を丹念に読み解く。海外で書かれた病気体験記の事例やジェンダーの視点を組み込みながら、「闘う」から「ともに生きる」へと変化してきた闘病記の歴史をたどり、そこに刻まれた医療や社会、死生観の変化を追う。

結核やがんが「不治の病」と呼ばれた時代から病と共存する現在への移り変わりのなかで、患者が現実を受け入れて自己の経験をつづり、患者同士をつなげる闘病記という「生の声」に光を当てて、私たちの生き方や望ましい医療のあり方を根本から問い直す。

目次

まえがき

第1章 つなぐ・つなげる闘病記――患者主体の医療を目指して
 1 いま、なぜ闘病記か
 2 増加するネット闘病記
 3 小林麻央さんとブログ

第2章 海外で書かれた病気体験記
 1 二つの問題意識
 2 ルース・ピカディ『さよならはまだ言わない』
 3 記者が自らのがん体験を紙面に書くということ
 4 イギリスでの闘病記に関する調査
 5 最近のロンドンで
 6 昨今、話題になったがん体験記

第3章 小酒井不木と『闘病術』『闘病問答』
 1 闘病という社会的造語
 2 『闘病術』
 3 『闘病問答』
 4 『新書 闘病術』
 5 小酒井不木の死
 6 探偵小説家としての小酒井
 7 闘病の先覚者
 8 闘病の広がりと「「闘病」記」の出現

第4章 結核からがんへ
 1 病に打ち勝った正岡子規
 2 岩瀬又吉『肺病征服記』
 3 『郷愁記』について
 4 働き盛りの無念
 5 闘病記という言葉の一元化

第5章 乳がんと闘病記
 1 乳がん闘病記の内容――二〇〇〇年代初頭まで
 2 医師・小倉恒子が残したもの
 3 現代の乳がん闘病記

第6章 闘病記を書くということ
 1 闘病記を書くことの意味
 2 書くことでのケア――臨床応用の試み

第7章 闘病記の現在
 1 肯定的変化とレジリエンス
 2 AYA世代のがん闘病
 3 医師が書いた闘病記

第8章 家族が書く闘病記と闘病記の将来
 1 家族が書く闘病記――悲嘆とレジリエンス
 2 闘病記の将来

巻末資料 闘病記一覧

初出一覧

あとがき

商品詳細

出版社名
青弓社
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

注意事項

本の帯に関して
帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。
版・表紙について
版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。

あなたへのおすすめ