ここが変だよ日本の介護福祉
発売日:2025年12月
- ページ数
- 197p
- ISBN
- 978-4-344-94742-9
- 著者情報
- 鈴木 しげ(スズキ シゲ)
1975年神奈川県藤沢市生まれ。3児の父。NPO法人シニアライフセラピー研究所理事長、日本傾聴ボランティア研究センター所長、高齢者傾聴スペシャリスト協会会長。放送大学大学院文化科学研究科にて学術修士号取得。主任介護支援専門員、社会福祉士、精神保健福祉士、介護福祉士。ボランティア活動および福祉現場での実践歴は30年に及び、福祉業界のパイオニアとして活躍。2006年より約20年間にわたりNPO法人を設立・運営し、計43の事業を展開してきた。神奈川県初となるカルチャー型デイサービスの立ち上げ、首都圏初のNPO法人による宅地建物取引業の開業、全国初のデイサービス利用者が運営するレストランの開店など、数多くの先駆的事業を手掛ける。ふるさと納税サイトではパン部門全国第1位を幾度も獲得。厚生労働省のモデル事業所にも選定され、全国各地や海外からの視察が絶えない。台湾では「亀吉式介護福祉技術」のオンライン講座が開講されるなど、海外にも活動の場を広げている。現在も「本人の声を聴く(傾聴)」を中心とした当事者中心の運営システムを追求し、誰もが幸せになれる場の創造に取り組んでいる
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商品説明
利用者の自立が叶わず、人材不足で利益も出ない。介護・福祉業界では利用者も事業者も幸せになっていない?厚生労働省「介護のしごと魅力発信等事業」モデル事業所として選定された介護福祉施設の代表が説く、利用者も事業者も幸せになれる“逆転の発想”とは。事業者と利用者は「支える側」と「支えられる側」ではない―介護福祉の原点「お互い様」の精神に立ち返り、誰もがいきいきと暮らせる社会を創造する。
高齢者が再び“生きる力”を取り戻す
常識を変える介護の最前線
過剰なケアが高齢者から「生きる力」を奪ってはいないか――
全国の介護関係者が注目する
NPO発・新しい介護のかたち
介護保険制度が始まって四半世紀。施設は増え、サービスも充実しました。それでもなお日本の高齢者は「生きがい」「生活満足度」の国際比較でいまだに低い水準にとどまっています。年間11兆円の財源と多くの人材を投じても、なぜ幸せにつながらないのか。その問いに真正面から向き合った一冊です。
著者は2006年に神奈川県藤沢市でNPO法人を設立し、現在は43事業を展開する組織へ成長。厚生労働省モデル事業所にも選ばれ、全国の介護福祉関係者が日々著者のもとに見学に訪れています。
取り組みの中心にあるのは、従来の常識を覆す「ケアし過ぎない」という姿勢です。過剰なケアはスタッフの負担を増やすだけでなく、利用者の自尊心や役割意識を奪い、生きがいを損なう可能性があります。
この考え方を具体的な形にしているのが、著者が運営するデイサービスです。そこでは、要介護者や障がいのある人々がスタッフとして働いています。利用者がカフェ運営に参加し、働きに応じて賃金を得ることで、自立心や社会参加の意欲を取り戻しました。結果として、利用者の活力向上、スタッフの負担軽減、事業所の安定運営という多方面で成果を上げています。
本書では、なぜ“ケアし過ぎない介護”が高齢者の生きがいにつながるのか、その根本的な理由を丁寧に掘り下げていきます。さらに、利用者だけでなくスタッフも笑顔で働ける施設づくりとはどのようなものか、著者の実践例をもとに明らかにします。そして、日本の介護がこれから変わっていくために、私たちがいま何を選び、どこから取り組むべきなのか――その道筋を、分かりやすく示していきます。
介護福祉事業者、施設経営者、介護に関わるすべての方に向けて、介護の常識を再定義する一冊です。
目次
はじめに
[第1章]日本の介護福祉には「変」があふれている
利用者も事業者も幸せになる方法とは……
介護・福祉業界には「変」がはびこっている
国の報酬制度が介護従事者の処遇改善を妨げる
現行制度は介護を受ける人の幸福を軽視している
利用者と職員が一体になれる介護福祉サービスを目指して
[第2章]ここが変だよサービス編
利用者を介護するのが前提で自立を促していない
すべての利用者がいきいきと活動できる環境を整えるのが事業者の役割
介護される側の意思を反映できない介護保険制度の奇妙さ
精神的な自立こそが利用者にとって真の幸福
介護をする側と受ける側との意思疎通が肝心
周囲の人間が一丸となって取り組む「共創」
日常生活に基づく「生活リハビリ」
楽しみによって心を回復させる「遊びりテーション」
「つながりゼーション」で今を全盛期に
足し算のアプローチで利用者の積み上げをとらえる
プラス思考と足し算のアプローチは異なる
BMC(ビジネスモデルキャンバス)を用いた人材活用とは
ケアプランでは本人の目標を優先する
認知行動療法で利用者の行動をモニタリング
老若男女が入り交じるデイサービス
「ホーム」は利用者同士の心のよりどころ
最後の瞬間を話し合う「人生会議」
利用者の笑顔が周りを幸せにする
[第3章]ここが変だよ人材編
介護職員ですべての利用者を支えようとするから、常に人が足りない
“利用者同士が支え合う”仕組みを構築すれば、人材不足は解消する
目の前の人財が見えませんか?
お世話「する人」と「される人」に分けるから人手不足になる
利用者は人財の宝庫という事実
利用者の背後に多くの人脈がある
デイに通うために頑張る利用者
誰もが働ける環境づくり
分業することで専門性を高める
できる人ができることを・ないものはつくる
利用者を正規職員に登用するケースもある
働き手の心を掌握する2つのテクニック
人を頼れば、何もかも上手く回る
人が集まるところには、ボランティアも集まる
ほか
商品詳細
- 出版社名
- 幻冬舎メディアコンサルティング
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
注意事項
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