宮沢賢治をゆっくり読む アート・仏教・ビジネスの交差点へ
発売日:2025年12月
- ページ数
- 268p
- ISBN
- 978-4-909753-24-3
- 著者情報
- 岡田 基生(オカダ モトキ)
独立研究者。宮沢賢治学会会員。修士(哲学)。1992年生まれ、神奈川県出身。ケルン大学哲学部への交換留学を経て、上智大学文学部哲学科を卒業。同大学院哲学研究科で大正・昭和初期の哲学を研究。修了後、人文知を社会変革に活かす道を探るため、民間企業で働きながら、哲学・アート・ビジネス・教育の領域を横断する探究を続ける。IT企業を経て、カルチュア・コンビニエンス・クラブに入社し、代官山蔦屋書店の人文・ビジネスフロアのマネージャーを経験。現在は出版社で書籍編集に携わる。宮沢賢治についての研究成果を論考やワークショップなどの形式で発表するほか、岩手県の花巻市内の中学校・高校などで10代に向けた講演も実施している
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商品説明
本書では、宮沢賢治を単なる作家としてではなく、社会課題の解決を目指した「ソーシャル・イノベーター」として捉え、「本当の幸福とは何か」を探求します。賢治は、すべての人々が楽しめる世界をつくるため、生活のすべてを巨大な「第四次元の芸術」(地人芸術)に創り変えるという壮大なビジョンを提唱しました。本書は、彼の作品中の「象徴的な一文」を、「熟読の技芸」(体験、翻訳、実践など七つの技芸)で深く読み解くことで、現代の豊かさ(ウェルビーイング)を実現するための七つの鍵(宇宇宙観、幸福観、変革の技芸など)を抽出します。物質的な豊かさと精神的な豊かさを統合する、現代社会の変革につながる実践的なヒントを提示する一冊です。
ウェルビーイング、エコロジー、リベラルアーツ──。今でこそ注目されるこれらのテーマに、100年前の日本で真剣に取り組み、社会を変えようとした人物がいた。それが宮沢賢治だ。では、もし賢治が現代に生きていたら、どんな未来を描いただろうか?
本書は、賢治を文学者としてだけではなく、「アートの力で社会課題の解決に挑んだ情熱的なソーシャル・イノベーター」として新たに捉え直す試みである。著者が独自に編み出した「熟読の技芸」を通じて、作品の中にある賢治のエッセンスが詰まった一文を丁寧に読み解きながら、これからの社会や私たちの生き方を豊かにするヒントを探っていく。
目次
はじめに もしも宮沢賢治が現代に生きていたら
第1章 本当に大切なものを探る旅 童話「銀河鉄道の夜」(人生観が揺さぶられる夜
本当の幸福を探る手がかり)
第2章 本当の幸福が感じられる場所 童話「虔十公園林」(杉林で深呼吸する
虔十と賢治
公園林が教えること)
第3章 永久の未完成という完成 芸術論『農民芸術概論綱要』(宇宙の構造から幸福を考える
幸福の原体験
幸福はどのようにして成立するか)
第4章 大地と人間が織りなす演劇 詩〔生徒諸君に寄せる〕(どうすれば幸福な社会のビジョンを描けるか
賢治の描いたビジョン
アートを生み出す方法
賢治が生み出した秩序)
第5章 自分たちの手で広場をつくる 童話「ポラーノの広場」(幻滅から始まる物語
理想主義の罠
変革の技芸
これからの豊かさを実現する鍵)
商品詳細
- 出版社名
- ヘウレーカ
- サイズ
- 19cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 単行本
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