「忠臣」創出 戦国武将標葉氏の近代
発売日:2026年1月
- ページ数
- 95p
- ISBN
- 978-4-582-36476-7
- 著者情報
- 西村 慎太郎(ニシムラ シンタロウ)
1974年、東京都青梅市生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士後期課程修了。博士(史学)。現在、国文学研究資料館教授・総合研究大学院大学教授。専攻、歴史学
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商品説明
東京電力福島第一原発事故のために「帰還困難区域」となっている福島県浪江町の一角に「標葉公忠勲之碑」、南朝顕彰の碑が建っている。しかしその基になったのは、南北朝のはるか後代、十五世紀末に滅亡した戦国武将である。どんな歴史の事実が、いつ、なぜ、どのように、かくも読み替えられたのか。小さい地域の深い歴史。
福島県浪江町に立つ南朝忠臣顕彰碑。しかしそのもとは15世紀に滅亡した戦国大名の墓。どんな時代の意図が史実のすり替えをもたらしたのか。無人の原発被災地に佇む「歴史」を追う。
目次
一 いにしえの標葉地域と標葉氏について(標葉地域における先史時代の遺跡
染羽国造
古代の標葉地域と標葉氏の成立・展開
南北朝時代と標葉氏)
二 軍書に見る権現堂城の戦い(中津幸政『奥相茶話記』
田中久重『東奥中村記』
藤橋隆重『東奥標葉記』
富田高詮『奥相秘鑑』
渡辺美綱『御家給人根元記』
斎藤完隆『奥相志』)
三 幕末の標葉氏墓域整備(標葉氏の六旗
標葉氏の七人衆
相馬中村藩の成立と華光院
相馬藩の在郷給人制度
在郷給人山田鉄三郎による標葉氏墓域整備
標葉氏の五輪塔)
四 「標葉氏墓碑銘」の建立(華光院跡地に移転した大堀村正西寺
昭和八年の「標葉清隆公父子墓碑建立趣意書」
昭和初期の南朝顕彰運動
標葉清隆父子墓碑建立を主導した鈴木松五郎と発起人たち
標葉氏旧臣の末裔による墓碑建立への寄附
「標葉氏墓碑銘」と福島県会議長釘本衛雄
新聞報道と「南朝の忠臣」誕生)
五 戦前の南朝顕彰運動と「忠臣」創出(南朝皇族の末裔・信雅王の「創出」
「熊澤天皇」の標葉地域遺蹟探訪
浪江町での顕彰運動と「北畠顕家卿六百年祭」
林銑十郎揮毫の「標葉公忠勲之碑」)
商品詳細
- シリーズ名
- ブックレット〈書物をひらく〉 36
- 出版社名
- 平凡社
- サイズ
- 21cm
- 対象年齢
- 一般
- フォーマット
- 文庫
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