接続の絆・切断の夢 音楽文化のなかの〈個〉と〈集団〉

井手口彰典/著

発売日:2026年1月

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ページ数
207,7p
ISBN
978-4-393-93624-5
著者情報
井手口 彰典(イデグチ アキノリ)
1978年、広島市生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了、博士(文学)。鹿児島国際大学福祉社会学部講師を経て2013年より立教大学社会学部准教授、2020年より同教授。専門は音楽社会学。単著に『ネットワーク・ミュージッキング:「参照の時代」の音楽文化』(勁草書房、2009年、第25回「テレコム社会科学賞」奨励賞)など

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商品説明

古代中国の神やオルペウス伝説、近世ヨーロッパの魔女からトルコの軍楽隊、江戸幕府の遣米使節団、レコード喫茶にロックンロールに美空ひばり、さらにはウォークマン、音楽フェス、カラオケ、そして音楽サブスクリプションまで、音楽が結ぶ/ほどく人々と社会の諸相を“接続/切断”という論点で穿ち抜く!ノイズキャンセリングイヤホンで環境音を取り除き、クラウド上の膨大な音楽ライブラリに接続する―そんな時代を生きる我々が繋がりつつ離れるための音楽文化論。音楽は人と人とをどのように結び合わせ、また切り離すのか―

音楽は人と人とをどのように結び合わせ、またその表裏としてどのように切り離すのか。
古代中国の神やオルペウス伝説、近世ヨーロッパの魔女からトルコの軍楽隊、江戸幕府の遣米使節団、レコード喫茶にロックンロールに美空ひばり、さらにはウォークマン、音楽フェス、カラオケ、そして音楽サブスクリプションまで、音楽が結び解く人々と社会の諸相を「接続/切断」という論点で穿ち抜く!

目次

はじめに

 第一章 接続と切断の諸相
集団的動物/集団行動としての音楽/音楽の起源/接続の力とその対象/切断の力とその対象/域外の他者の可視化/集団の表象・補修・分裂/異郷・異境の音楽/明治日本の場合/戦争と音楽/吸収と融合/強制的な同化/接近の禁止と旗印の押しつけ/参入と包摂、離脱と疎外

 第二章 音楽による集団形成
音楽先行型集団/コンサートの原形/近代的コンサートの成立/集団形成の失敗/集団の持続性/時間を超越する集団/趣味嗜好に基づく分裂と対立/集団形成に対する妨害/権力主体による禁止

 第三章 孤聴の夢
迷惑な隣人/独りで聴く贅沢/レコードとラジオの“近しさ”/レコードコンサートとレコード喫茶/缶詰音楽/孤独な楽園/ウォークマンと二つのジャック/切断のイコン/隣人を消去するスイッチ/パーソナル・ミュージック/想像の音楽共同体

 第四章 オンライン音楽ライブラリ
隆盛する音楽フェス/フェスの集団性/大型音楽番組とSNSによる同期/同期のメカニズム/通信カラオケの三〇年 /接続のための気配り/アイドルとペンライト/再接続が求められる理由/オンライン音楽ライブラリの定義とその実像/高性能化するライブラリ/共同体とライブラリ/責任と信頼/作曲の系/ホメオスターシス

 終 章 繋がる未来/切り離す未来
現状とどう向き合うか/繋がりすぎる危険性/選択的に独りでいる豊かさ/「自覚する」ことの意義

 注
 あとがき
 参考文献

商品詳細

シリーズ名
春秋社音楽学叢書
出版社名
春秋社
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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