神楽の文化史

鈴木正崇/著

発売日:2025年12月

  • 神楽の文化史
  • 神楽の文化史
ページ数
496,16p
ISBN
978-4-8318-5743-9
著者情報
鈴木 正崇(スズキ マサタカ)
1949年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。慶應義塾大学名誉教授。前日本山岳修験学会会長。受賞歴として、1997年に義塾賞、2014年に第11回木村重信民族藝術学会賞、2016年に第18回秩父宮記念山岳賞(日本山岳会)を受賞

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商品説明

神楽とは何か―未来への道筋を切り開く―。民俗学・宗教学・歴史学・人類学・芸能史・文化財学などの学問的枠組みを超えて、新たな視点から神楽とは何かを問う。

第一章は神楽研究の始まりになった備後の荒神神楽を取り上げて、伝承を維持してきたものとは何かを問い直す。第二章は神楽の神がかりに焦点を当てて、担い手である巫者の変遷を論じ、社会の変動と関連付けて検討する。第三章は石見の大元神楽を取り上げ、備後の荒神神楽と比較して伝承の維持・継承の状況を検討する。第四章は強固な伝承を維持してきた南信濃の霜月神楽の意味と機能を探る。第五章は神楽の近代を主題とし、東北の修験系神楽である大乗神楽を検討して近代の在り方を再考する。第六章は中国との比較の観点を入れ込み、「目連の能」を手掛かりに死者供養の神楽の考察を行う。第七章は神楽を研究の主題とすることとは何かを問い、学術研究に至る過程や、芸能の舞台化という近代の実践に着目する。第八章は神楽に関する研究方法が不安定なことに鑑み、今後の神楽研究の課題を提示した。

【目次より】
まえがき
第一章 伝承を持続させるものとは何か――比婆荒神神楽の場合
第二章 神楽の中の巫者
第三章 大元神楽の変容
第四章 湯立神楽の意味と機能――遠山霜月祭の考察
第五章 神楽の近代――大乗神楽の事例から
第六章 目連の系譜――死者供養の神楽
第七章「民俗藝術」の発見――小寺融吉の学問とその意義
第八章 神楽研究の再構築へ向けて

参考文献/図版クレジット
あとがき

目次

まえがき

第一章 伝承を持続させるものとは何か――比婆荒神神楽の場合
1 伝承とは何か
2 比婆荒神神楽を巡る「名付け」と「名乗り」
3 比婆荒神神楽との出会い
4 大神楽の構成
5 前神楽
6 本神楽
7 神がかり
8 灰神楽
9 大神楽の変遷
10 祖霊加入の儀式としての荒神神楽
11 荒神と土公神の複合的性格
12 「古海の一夜」から浄土神楽へ
13 荒神神楽を支える人々
14 文化財への道
15 博物館展示
16 竹森の大神楽
17 映像の暴力
18 神楽を持続させるものとは何だったのか
19 伝承母体の変容
20 将来に向けての課題

第二章 神楽の中の巫者
1 巫女とは何か
2 精霊統御者
3 修験道の影響
4 神楽と女性
5 神楽の歴史的変遷
6 荒神
7 法者
8 死霊の鎮め
9 能舞の変遷と神殿
10 荒平の出現
11 土公祭文
12 周縁の衰退
13 巫者の行方

第三章 大元神楽の変容
1 大元神楽とは
2 大元神楽との出会い
3 大元神と大元神楽
4 大元神楽の変容
5 明治以後の変動
6 大元神楽の構成
7 五龍王
8 神歌
9 神がかり
10 式年の特色と神がかりを巡る言説
11 大元神楽の特徴
12 伝承の変化と持続
13 再興とイベント化
14 伝承の持続と再検討

ほか

商品詳細

出版社名
法藏館
サイズ
20cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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