猫に満ちる日

稲葉真弓/〔著〕

発売日:2026年1月

  • 猫に満ちる日
  • 猫に満ちる日
ページ数
228p
ISBN
978-4-06-542002-7
著者情報
稲葉 真弓(イナバ マユミ)
1950・3・8〜2014・8・30。小説家、詩人。愛知県生まれ。愛知県立津島高等学校卒業。専門学校で学んだ後、インテリアデザインの会社や編集プロダクションでの勤務、ライターなどさまざまな仕事をしながら小説を書きはじめる。1973年「蒼い影の痛みを」で女流新人賞を受賞。「琥珀の町」で1990年下期芥川賞候補となり本格的に作家活動を開始。1992年『エンドレス・ワルツ』で女流文学賞、1995年『声の娼婦』で平林たい子文学賞、2008年短篇「海松」で川端康成文学賞、2010年『海松』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。『半島へ』で2011年谷崎潤一郎賞、中日文化賞、2012年親鸞賞を受賞。2014年紫綬褒章を受章。同年膵臓癌のため逝去

¥2,200 税込

10 nanacoポイント

10 セブンマイル

セブン-イレブン受取り(送料無料)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

宅配(送料¥550税込)

発送目安

発売日(発売日以降は当日)~2日で発送

交通状況・天候の影響や注文が集中した場合等、お届けにお時間をいただく場合がございます。

商品説明

郊外の借家で男と暮らしたとき一緒に拾った三毛の子猫。やがて男と別れた〈私〉は猫とともに暮らすため市街地のマンションを買った。出会ってから誰よりも長く近く過ごした相手は、排泄も不自由な皮の袋となった。都会で生きる女性が田舎に残した老母に寄せる思い、事故で死んだ友人の記憶、死の近い猫を連れ出して楽しむ海辺の午後―かけがえのない瞬間を濃やかに描く連作集。

出会ったころは掌に載るほど小さかった子猫は、二十年近い歳月を経て死が近い。老いと病で苦しむ猫を懸命に介護する「私」。
猫との日々を思い、係累や友人の死に様が脳裏をよぎることもある。夫と別れ、懸命に仕事をしながら住処を転々と移っても猫は一緒だった。
猫と暮らしつづけるため、東京中を歩き回って見つけた都心に近いマンションの一室を購入して数年後、猫の老いが始まっていた。
檻のなかに籠もるような「私」と猫の住む部屋に男友達が訪ねてくることもあったが、やがて離れていった。「私」はいつしか猫を殺してしまいたいほどの愛着を抱いていた。
休暇を取り、猫と冬の海に赴いた「私」。猫はキャリーバッグから這い出て、残りすくない生命力をふりしぼって岩場でマーキングをする。「私」は自分が大地の一部になったような快感に浸る――。
生命のリアルと根源をリリカルに描く傑作連作小説。

目次

目次:
夜の胞子
漂う箱
竹が走る
朝が二度くる
交歓
七千日
 あとがき

 解説
 年譜
 著書目録

商品詳細

シリーズ名
講談社文芸文庫 いAD2
出版社名
講談社
サイズ
16cm
対象年齢
一般
フォーマット
文庫

注意事項

本の帯に関して
帯つきでの出荷はお約束しておりません。
商品ページに、帯のみに付与される特典物等の表記がある場合でも、確実に帯つきでの出荷はお約束しておりません。
また、帯は商品の一部ではなく「広告扱い」のため、帯の有無・破損による交換や返品は承っておりません。
版・表紙について
版・表紙(カバー)のご指定は承っておりません。ご注文いただくタイミングによっては、お届けする商品の版や表紙が商品ページ上のものとは異なる場合がございます。
また、初版にのみにお付けしている特典(初回特典、初回仕様特典)がある商品は、商品ページに特典の表記がされている場合でも、無くなり次第終了となります。

あなたへのおすすめ