サケマス物語 魚の放流を問いなおす

森田健太郎/著

発売日:2026年1月

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ページ数
203,7p
ISBN
978-4-480-07720-2
著者情報
森田 健太郎(モリタ ケンタロウ)
1974年生まれ、奈良県出身。東京大学大気海洋研究所教授。専門は魚類生態学。北海道大学大学院水産科学研究科博士課程修了。博士(水産科学)。国立研究開発法人水産研究・教育機構北海道区水産研究所、北海道大学北方生物圏フィールド科学センター准教授を経て、2022年4月より現職

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商品説明

日本では、13種のサケ科魚類の生息が確認されていて、遺伝的にも生態的にも異なる4つの属に分類される。サケマスとひと口にいっても、多様な生物種なのだ。本書はその生活史をたどり、サケの生きる世界の豊かさを示す。そして、サケの保全に寄与したとされる放流の影響を探り、その意義を問う。サケマス研究の第一人者による、サケ愛に満ちた一冊である。

あなたの食べるサケはどこから?
魚類生態学の専門家による、未来への提言。

日本には、13種のサケ科魚類の生息が確認されていて、遺伝的にも生態的にも異なる4つの属に分類される。サケマスとひと口にいっても、多様な生物種なのだ。本書はその生活史をたどり、サケの生きる世界の豊かさを示す。そして、サケの保全に寄与したとされる放流の影響を探り、その意義を問う。サケマス研究の第一人者による、サケ愛に満ちた一冊である。

「一般市民が放流について考えるときの羅針盤となるような本の必要性を強く感じた。……先人から受け継いだ生物多様性は、私たちの世代で絶やすわけにはいかない。未来へとつなぐ責任が、今の私たちにはある。」

帯イラスト:長嶋祐成

目次

序章
1 東京2020オリンピックが問いかけた環境問題
エコラベル/サケと放流/放流と環境認証/スチュワードシップとマネージメント
2 本書の構成について

第1章 サケマスの暮らし
1 サケとマスの種類
2 サケ、マス、サーモン呼称問題
3 サケ科魚類の生活史
産卵/川での暮らし/さまざまなタイプ/海での暮らし/母川回帰/年齢と繁殖回数
4 回遊多型──海へ行くべきか、行かざるべきか
川で十分に成長できたから?/生活史連続体説

コラム1 標識放流の歴史と現在

第2章 人間活動による環境改変
1 ダムによる海川森回廊の分断
ダム遡上障害による種多様性の低下/生活史の変化/魚道という希望
2 川の横の繋がりの分断
氾濫原と網状流路/氾濫原に依存する絶滅危惧種
3 劣化する河川生態系
放流に頼る理由

コラム2 生活史を調べる方法

第3章 もてはやされる放流
1 生き物を放流する社会
種苗放流
2 サケ人工ふ化放流の光と影
20世紀後半のサケ増加要因/沖合漁業の先取り効果/サケ=放流というイメージの形成
3 イベント化する放流
ヒルボーン氏の論文/大人に都合のよい生き物?/観光地化したふ化場で

コラム3 食材としてのサケマスの種類

ほか

商品詳細

シリーズ名
ちくま新書 1895
出版社名
筑摩書房
サイズ
18cm
対象年齢
一般
フォーマット
新書・選書

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