つなぐ医療 地域における二次医療機関の使命

杉本瑞生/著

発売日:2025年11月

  • つなぐ医療 地域における二次医療機関の使命
  • つなぐ医療 地域における二次医療機関の使命
ページ数
171p
ISBN
978-4-344-93839-7
著者情報
杉本 瑞生(スギモト ミズオ)
1966年5月28日スイス生まれ。生後半年で兵庫県伊丹市へ。父親が救急医として働く姿を見て憧れを抱き、物心ついた頃から医師を目指す。中学受験を機に親元を離れ鹿児島のラ・サール中学に入学、その後ラ・サール高校を卒業。1985年に東北大学医学部に入学し、1991年の卒業後は大阪大学医学部附属病院麻酔科に所属。1992年以降は大阪大学医学部附属病院、姫路赤十字病院、吹田市民病院で整形外科を担当する。1994年に大阪大学医学部大学院博士課程に入学、1998年に医学研究科病理系専攻博士課程を修了し神戸掖済会病院整形外科に入職。1999年には大阪厚生年金病院(現・JCHO大阪病院)の救急部に入る。2001年市立池田市民病院の整形外科医長に就任。2004年より緑風会病院に入職する。2007年に副理事長、2021年に理事長に就任し、現在に至る

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商品説明

救急時対応と医療機関の連携で地域と医療をつなぐ!地域住民18万人、大阪市で最も人口の多い平野区の中核病院が示す、二次医療機関のあるべき姿とは。

「救える命」を一人でも多く――
地域医療の最前線で、二次救急が果たすべき使命とは

大阪市平野区で救急医療を担う医師が語る
地域とともに命を支え続けてきた現場の挑戦と歩み

全国的に深刻化している「救急患者のたらい回し」。2024年には救急搬送件数が772万件を超え、搬送までにかかる時間も年々長時間化しています。
こうした現状のなかで、地域で最も身近な救急の担い手である“二次救急医療機関”の役割が、いま問われています。
著者は、大阪市平野区で二次救急病院を運営する現役医師です。平野区は人口の多い地域でありながら、二次救急医療機関はわずか4つしかありません。著者はその一つとして24時間体制での救急受け入れを続け、地域とともに支え合う医療体制の構築に取り組んできました。
慢性的な医師不足や病床逼迫といった構造的な課題を抱えながらも、
「地域の健康と命を守る」という使命のもと、現場の医療従事者が何を考え、どう行動しているのか。
本書では、著者が地域の医療現場で積み重ねてきた歩みを通して、限られた人員と資源のなかで、いかに命を守り続けてきたのかを語ります。
さらに、「つなぐ医療」というコンセプトのもと、救急から在宅までを切れ目なく支える地域医療の実践を紹介します。病院同士の病病連携、診療所との病診連携、介護施設との医介連携を重ねながら、患者・家族・地域が支え合う“つながりの医療”を目指す歩みを描いています。
患者、医師、行政、地域が互いに理解し合い、支え合うための新たな医療のかたちを提言する一冊です。

目次

はじめに

[第1章] 救急医療の現場で何が起きているのか
地域医療を支える“最後の砦”としての現実
危機に直面する救急搬送  
救急搬送増加の要因は社会構造の変化  
大阪市平野区、深刻な高齢化率29.1% 
高齢者の骨折が平野区でも深刻な事態 
地域医療の受け皿としての使命

[第2章] 地域に根ざして半世紀――
二次医療機関としての緑風会病院の歩み
先代理事長である私の父について  
初期の緑風会病院 〜父が携わった頃〜 
岸田看護部長の着任「看護師を育てよう」
私の着任〜骨折治療を中心に据えたわけ〜
社会医療法人への移行
緑風会病院のピンチ 〜コロナ禍〜 
コロナ禍を乗り越えて 

[第3章] 24 時間 365 日、救急患者を受け入れる
地域の“安心”を支える救急医療体制
二次救急医療機関として「できるだけ断らない」 
一次でも、三次でもない二次救急の矜持 
負担が大きく運営ハードルの高い二次救急  
コロナ後の二次救急医療機関の役割  

[第4章] QOL を低下させる高齢者の骨折対応は喫緊の課題
人生 100 年時代に求められる二次医療機関の役割
高齢者の骨折は生活の質と生命予後にも影響する 
高齢者特有のリスク評価と慎重な判断が求められる
大腿骨や手首、脊椎……高齢者に多い骨折
 脊椎圧迫骨折 
 大腿骨頚部・転子部骨折 
 橈骨遠位端骨折 
 上腕骨近位端骨折
骨折後のリハビリテーションはとても重要 
少しずつ充実させてきたリハビリテーションの体制 

[第5章] 切れ目のない医療を実現するために
地域を支える医療連携の要
地域医療連携とは何か 
地域連携室の体制と機能 
地域包括ケア病棟が果たしてきたつなぐ役割
回復期のリハビリテーションと病床機能
地域の医療ニーズが変わっても救急医療機関の存在は必須

ほか

商品詳細

出版社名
幻冬舎メディアコンサルティング
サイズ
19cm
対象年齢
一般
フォーマット
単行本

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